こんにちは山田あしゅらです。
義両親の在宅介護の様子を嫁の目線で綴ったブログ『13番さんのあな―介護家庭の日常―(現・13番さんのつぼ)』。
ここに書いてきた13年間の記録をもとに今の気持ちを織り交ぜつつ、改めて当時のことを振り返ってみようと思います。
前回▶毎日2階に上がるのはもう限界? 義父の介護ベッドを1階に置く提案をしてみたら
義父のベッド移動によりわが家の居間はすっかり『介護部屋』へと変貌を遂げ、いよいよ新たな段階に突入しました。
ただし、隣のキッチンで食事を摂ることは今まで通りです。
今回はそんな義父母の『食』事情についてお話ししたいと思います。
話はさかのぼり、夫と結婚して義父母との同居が始まった30年ほど前のこと。
その頃義母は看護師のパートに出ていたので、わが家の食事づくりは自然と私の役目となりました(義母がお料理超苦手ってのもありましたけど)。
子どもが生まれ成長すると、歳の差がある義父母と食事内容が同じというわけにもいかなくなってきました。
『いいヨメ』意識過剰だった私は、義父母用のメニューと若い者用メニュー、分けて用意していた時期もありました。
...が、それも数年。
義母がリタイアした後も『食事作りは私の役目』は変わらず続いたものの、長男がUターンしてきて5人家族となった今。
上と下60歳差でもほぼ同じメニューを食べていました(もちろん、量の差などはありますけれど) 。
ところが方針転換してから分かったのは、義母が意外に魚より肉が好きで、そして野菜はあんまり好きじゃないってこと。
特に認知症になってからは、それがなお顕著になってきたように思います。
そしてこの日のメニューはとんかつ!
食べることが大好き。
自前の歯はまだまだ健在で、食欲旺盛な義母は昔からのクセもあるのでしょう。
結構早食いです。
ただ、年と共に嚥下能力も落ちていますから、ちょっとした工夫も必要になってきました。
...が
油断すると好きなものから食べちゃいます。
そう言えば、次男二郎が家に来た時
こんなコト言ってましたっけ。
肉を食べる高齢者は元気な人が多いと漏れ聞きますものね。
生きることは食べること。
分かっちゃいるけど、一方、複雑な思いも沸き起こる私なのでありました。
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