自分の身体を労わらないと...お金がかかる! 私が見つけた無料でできる健康づくり/中道あん

20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として暮らしてきた中道あんさん。でも50代になると、夫との別居、女性としての身体の変化、母の介護...と、立て続けに「人生の転機」が訪れます。そんな激動の中で見つけた「50代からの人生を前向きに過ごすためのヒント」。

何時間も座りっぱなしでいることが多いせいか、ふとしたきっかけで腰を痛めてしまった中道あんさん。「自分の身体を大事に扱わないと、お金がかかる」と痛感していたところ...

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ふだんの私はデスクワークが多くて、気をつけていないと何時間も座りっぱなしになってしまいがち。

そのせいか、ときどき腰を痛めたり、首や背中がガチガチだったりします。

ある日のこと、ほんの少し腰をギクッとして腰を痛めてしまいました。

大事になってはならないと思い、近くの整体接骨院へ行ってみることに。

すると、巻き肩だし、腕は上がりにくいし、お尻の筋肉はカチカチ...。

そこで、しばらくは整体に通うことになり、8回で5万円を先払いしました。

自分の身体を大事に扱わないと、病気とまでいかずとも、このようにお金がかかっちゃう。

自分を労わり大切に扱わないと、すぐにしっぺ返しにあってしまう年齢です。

整体を受けたあと、家でもできるストレッチ方法を教えてもらってやるようになりました。

これまで、朝ヨガでストレッチをしていたのですが、やはりそれだけでは足りなかったようです。

ふと公園を訪れたとき、そにあるストレッチ遊具の存在に気づきました。

「健康遊具」と言う、ストレッチや軽い運動など、体を鍛えることや健康づくりを目的とした大人用の遊具です。

「公園は子どもの遊び場」と思っていたせいか、今までは気づいていませんでした。

遊具には簡単な使用方法も表示されてあり、QRコードを読み取れば詳しい説明も読めるようです。

「やってみようかな...でも、恥ずかしいなぁ」。

「周囲の目」と「どんくさい自分」が気になって、やってみたいけど、見つけたタイミングでは、いま一歩進めませんでした。

なにかの折に整体の先生に「公園の健康遊具を使うのなんてカッコ悪いですよね」なんて言ってみると、「ぜんぜん、そんなことはないです。むしろやった方がいいですよ。そのためにあるんだからね」と応援してもらいました。

そこで、恥ずかしい気持ちを和らげるために、利用者が誰もいない朝の散歩の時間帯に、愛犬に見守られながら、1つの遊具で簡単なストレッチからはじめることにしました。

最初は1分程度からはじめ、徐々にポーズや遊具の数を増やしていって、筋トレレベルまで上げていきました。

数ある遊具の中でも特にぶら下がりの鉄棒は、姿勢の改善、上半身のストレッチ、筋力の向上、血液循環の促進などが期待されます。

はじめはぶら下がって10数えるまで耐えました。

慣れてきたら次は15数えるまで。

そして今は20を数えたあと休憩して、ぶら下がった状態で足を上げて腹筋運動5回しています。

時間にして5分くらいでしょうか。

終わったら、しれっと犬の散歩を続けます。

ここまで、読んでくださった方の中に、わが町にもそんな公園がないかな?と興味を持ってくださった方がいたのなら嬉しいです。

ちなみに、わが市のホームページを見たら42カ所の公園に健康遊具の設置がありました。

私が犬の散歩でよく行く公園は3つあって、そのどれにも設置してあったのに気づいていなかったのです。

また、健康遊具が25以上ある健康を考えた公園もあるんだそう。

ジムなどに行かずとも「いつでも、タダで、ひとりでも」ストレッチや筋トレができるのだから、素晴らしい税金の使い方ではないだろうかと思っています。

「自分自身の健康のため」と割り切って、犬の散歩のついでに健康遊具でストレッチしていこうと思います。公園で遊ぶ大人が増えたらいいですよね。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

中道あん

「女性の生き方ブログ!50代を丁寧に生きる、あんさん流」主宰。Ameba公式トップブロガー。20代で結婚、2男1女を授かる。結婚22年で夫と別居。55歳「自分らしく生きたい女性のための発信塾」を起業。4歳になるイングリッシュコッカースパニエルと日々の暮らしを楽しんでいる。著書に『ビバ!還暦 60歳海外ひとり旅はじめました』(主婦の友社)、『昨日とは違う明日を生きるための 新しい幸せの始め方』(KADOKAWA)、『50代、もう一度「ひとり時間」』(三笠書房)などがある

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20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として普通に生きてきた。でも50代になると人生の転機が頼まれもしないのに訪れる。夫との別居、母の介護、女性としての身体の変化、子どもたちの成長。そこから見つけた「ひとりの楽しみ」をあますところなく伝え続ける、「あんさん」流のアラフィフライフ。50代からの人生を前向きに過ごすためのヒントが満載。

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