性別:女
年齢:64
プロフィール:結婚42年の主婦です。夫68才、長男40才とくらしています。長女は36才は結婚して3人の男の子がいます。
※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。
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学生時代に知り合い、23才で早めの結婚をして結婚生活を続けてきました。
5年程前、夫が軽い脳梗塞を発症しました。大きい病院で治療を受け、3~4日点滴ののち退院、その後は街の主治医からの処方のみです。
元気なのですが、それ以降、なんとも体力、気力、記憶力というか、全ての力が衰え切ってしまったような様子なのです。
気の毒なのはもちろんなのですが、イラつくのと心配が入り乱れています。
夫は、病気のせいで自信を失ったようでした。そのせいか、イライラして物に当たったり、すぐに喧嘩腰になるなど、色々な面で以前の夫とは人が変わってしまいました。
もちろん家族は優しく笑顔で接するのが大切なのだと百も承知です。ただ、ついつっけんどんな態度やら、叱るような対応がでてしまうのです。
後で「しまった!」と思うのですが、気づいたときには夫がそれに対して激昂してしまったりで、時すでに遅しということばかりなのでした。
夫婦喧嘩に発展してしまうと、過去の恨みつらみが私の頭の中と胸の中で爆発的に大きくなり、「笑顔で」なんてことはどこかへ飛んで行ってしまいます。なんといっても夫はどんな失敗をしても私のせいのように上から目線で怒るし、物忘れすら私のせいのような言い方をして怒ります。ただ、そういうときの顔つきが、全く以前と違っていておかしいなとも思うのです。
病気になる前は、仕事が忙しいためゆっくり休むこともなく、長時間働いてくれていました。ところが最近はどんどんタバコの量が増えていくし、お酒も毎日必ず飲み、その量はあきれるほどに増えていきました。
止めようとすると喧嘩になっていたので、それが面倒で見て見ぬふりという日が続きました。
振り返れば大学時代に恋愛をして、遠距離にもかかわらず結婚したのに、いつの間にか喧嘩ばかりするようになりました。お互いの悪いところばかりが目につきだし、良いところをを見ようとしなくなっていたのです。
かなり頼りなくなってきた夫ですが、少しでもいい状態を保ってもらうには、日々をできるだけ穏やかに暮らさなければならないと感じるようになってきました。
否定的なことを言わず、穏やかに話をする。できるだけ笑顔で接する等やらなければならないことは沢山あります。心の中では素直になれない部分は大きいのですが、今だ独身の息子のためにも、家庭内は穏やかにありたいものです。
やはりキーになるのは私の態度なので、「笑顔で、穏やかに」を心がけて生活しようと思います。とはいうものの、なかなか難しく日々反省ばかりを繰り返していますが。
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