20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として暮らしてきた中道あんさん。でも50代になると、夫との別居、女性としての身体の変化、母の介護...と、立て続けに「人生の転機」が訪れます。そんな激動の中で見つけた「50代からの人生を前向きに過ごすためのヒント」。
今年還暦を迎える中道あんさんはそのお祝いにとパリのひとり旅を予定。以前の旅行は行き当たりばったりの気ままなものでしたが、とある経験から計画の大事さを知り...
【前回】60代こそミーハーでいこう!「こうじゃなきゃ」を捨てて、最近始めた「2つの新習慣」
今年になってすぐ還暦パリひとり旅を計画。
これまでの旅は、行先と宿だけ決めて行き当たりばったり。
以前、長野の諏訪にひとり旅したときは、目的の「諏訪五蔵」の酒蔵めぐりをしたあと直行でホテルにチェックイン。
そのまま2泊ホテルから出ずに過ごしました。
それはそれで良かったのですが、その数年後、主催する日本酒を嗜む会で同じ場所でツアーを実施。
旅行会社にプランニングしてもらったら、見どころ満載の旅になりました。
そのときの計画で訪れた諏訪大社には「また行きたい!」と思うほどだったので、無計画ではチャンスを逃しやすいと分かったのです。
だから、年が明けたら早々準備を開始。
まずはガイドブックや、現地に住んでいる日本の方の本を読んでイメージを膨らませるところから始めました。
気になるお店はGoogleマップでピン止め。
買い物リストや観光スポットをメモアプリに登録。
そして、何よりも先にフライトの予約。
この旅では色んな経験をしたいと考え、「空を飛んでいる時間だって有意義に過ごしたい」という思いから迷うことなく大好きなJAL直行便一択。
そしてビジネスクラスに乗りたいと貯めたマイルを使って国際線アップグレード特典が使える日程で予約。
すると10月末からの9泊11日間に日程が決定。
往路はすんなり取れたのですが、復路はキャンセル待ち。
出発の3カ月前になって、JALからメールでキャンセル待ちの席が用意できたと連絡があり、嬉しくなりました。
その後、手続きの電話連絡があり、スムーズに予約が完了。
「他に、何かお手伝いできることはございませんか」と聞いてくれるあたり、やっぱりJALのホスピタリティは最高!と思いました。
ビジネスクラスでパリに行けるなんて、コツコツマイルを貯めていて良かったです。
旅の足の準備が整ったら、次はホテルです。
やはり立地は、治安が良くて交通の便がいいところ。
安心して泊まりたいので、「マリオット・ボンヴォイ」の会員特典を生かして、ホテルを検索。
9泊中7泊分をポイントで調達できました。
この会員プログラムはアメックスカードと紐づいているので、買い物をする際は100円のものでもカード払いにしたり、ポイント移行サービスを利用したりしてコツコツポイントを貯めていたのです。
出発まであと2カ月あるので、さらに1泊分のポイントを貯めたいと思っています。
マイルやポイントを活用したことで、いまのところ予算は6割程度に収まっています。
フライト、ホテルが決まり、あとは食事の心配。
朝食はホテルで無料のブッフェで済ますつもりです。
あとはカフェやビストロ、デパ地下のお惣菜を存分に楽しみたいですね。
また、パリはスリなども多く、平和ボケの日本人は絶好のターゲットのようです。
だから、観光用のバックに、とジャケットの内側に隠せるくらいのものを購入。
A4サイズを2つ折りにしたA5サイズとコンパクトなもの。
真ん中にロープのストラップをつけます。
長さは胸の下の位置に調節。
内側にファスナーが2か所あり大事なものをその中に収納。
抱きかかえるようにバックを持つようにしたので、これでもスリの被害にあうなら、スリが天才なのです。
とはいえ、治安の悪いところには行かない。
署名や募金、時間を尋ねられても立ち止まらず無視していこうと思います。
旅行の3カ月前に、なんとなく外堀は整えられました。
最近SNSやブログで海外旅行レポを目にする機会がグンと増えて、「えー!もうみんな行ってるの~」と、のんびり準備をしている自分にもどかしさを感じます。
でも、いいんです。
準備も旅のうちだと思って、チマチマとプランを練っている時間を楽しんでいきます。
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- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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