心身を壊すほど仕事をした3、40代。その苦労が人生の後半で報われたと思った瞬間

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:ぴろ
性別:女
年齢:53
プロフィール:最近少し元気が戻ってきた老犬に一喜一憂しています。

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転職にとても苦労した20代でした。

簿記の資格をとって、その資格を生かしたいと思って経理に絞って活動をしたのですが、30社受けても全然決まりません。

最初はいちいちショックを受けていたのですが、お祈り通知(あなた様の今後の活躍をお祈りします、という不採用通知)が7、8枚になるころには慣れてきて、履歴書を使いまわすという技も身につけました。

結局、その時は経理ではやとってもらえず、営業事務としてやっと就職できました。その数年後、会社で経理をやっていた方が退職することになり、資格のある私にお鉢がまわってきました。そこで初めて経理に携わることができたのです。

その会社で、たいていの経理の求人に応募するために必要な実務経験を手に入れました。

その後、さらに経理のスキルを高めたいと思い、会計事務所に絞って転職しました。そこで10数年正社員として働きました。

仕事は年々、量、質ともに多くなり重くなりました。これ以上は無理だと思いながら辞められず、無理を押して続けた結果、心身ともに不調になり入院生活になりました。皮肉なことですが、その結果やっと退職できたのです。

しかし、入院中に朝のワイドショーを見ていると「私はこんな時間にこんなところで何をしているんだろう」という焦りもありました。仕事を失ったことで自分の存在価値がなくなってしまったような気持ちになっていたのです。自分がどれだけ仕事中心で生きてきたか思い知らされました。

その後、なんとか病気も回復し、ワークライフバランスを考えた仕事を探し、数年間で数社を経ました。

そして、50歳を過ぎて、再度パートの事務職を探しました。

今は便利な世の中で、インターネット上の求人サイトで簡単な職務経歴を登録してネット上で応募までできます。フォーマットを登録して気になる会社に応募してみました。

すると翌日には会社からメールがきました。

すぐに面接の日が決まり、当日、面接後に結果はいつわかりますか?と尋ねたら、こちらはもう採用という気持ちなので、いつから来られますか?と聞かれました。

実は30名ほどの応募があったらしいのですが、面接したのは私だけだったそうです。

担当者から後で伺ったのですが、決め手は圧倒的な経験とその経験に基づくスキルだったそうです。

若い頃、経験がなく面接もしてもらえなかったことを考えると夢のようです。

がむしゃらに、体を壊すまで仕事をしてきた苦労が、人生の後半で報われた気持ちです。

現在は面接即採用となった会社で働いています。パートですが経理の仕事は気に入っています。

母の介護や老犬の介護があるので、時間や休みの融通がきくこともありがたいことです。

長くいてほしいと言われていますので、できるかぎり今の会社で頑張ろうと思っています。

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