45歳以上の主婦も採用率が上昇中!人手不足で売り手市場に

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近年学生の就職市場は、企業の人手不足を背景に就活者有利の"売り手市場"と言われています。しかしこの"売り手市場"は、若者だけに限った話でもない模様。最近ではある程度のブランクを抱えた主婦も働き手として注目されており、採用数が増加傾向にあるようです。


ブランクを抱えた主婦層の就活事情

主婦に特化した求人サイト「しゅふJOBパート」は、求人データから算出した「働く主婦の採用指数&採用比率」を公開。「ブランク3年以上の主婦」と「45歳以上の主婦」の採用指数と 採用比率を割り出しました。"採用指数"とは、2016年7月の採用数を1.00とした場合の係数。例えば5月の「ブランク3年以上の主婦」の採用指数は、"5月の「ブランク3年以上の採用数」÷2016年7月の「ブランク3年以上の採用数」"という計算式で算出されます。

今回公表されたのは2017年から2018年までのデータで、まず2017年5月の調査結果をみてみると「ブランク3年以上の主婦」の採用指数は2.85。そして総採用数に占める割合"採用比率"は21.8%という結果に。「45歳以上の主婦」の調査結果は、採用指数が2.93で採用比率が31.9%となりました。

一方で今年5月のデータは、「ブランク3年以上の主婦」の採用指数・5.49、採用比率・21.3%。「45歳以上の主婦」の採用指数・7.15、採用比率・39.6%を記録しています。昨年の調査結果と比べると、『「ブランク3年以上の主婦」の採用比率』以外の全ての数値が上昇。また『「ブランク3年以上の主婦」の採用比率』も、昨年6月以降のデータでは最高の数値です。


"スキマ時間"を生かした働き方も増加中

「株式会社ビズリーチ」が行った求人動向調査でも、企業による主婦層を取り入れる動きは顕著に。今年1月に同サイトに掲載された"パート・アルバイト求人"272万件のうち、「主婦」と「1日2時間or1日3時間」の両単語を含む求人数は前年比1.6倍の24万件に達しました。また「主婦」「スキマ時間」の両単語を含む求人数も、前年比の2.1倍に増加しています。

近年は専業主婦などが"スキマ時間"を生かしやすい環境が増えている模様。昨年9月にも「日本マクドナルド」が、専業主婦アルバイト採用の強化を発表。このことは同年の「朝日新聞」でも取り上げられ、「同社は学生がアルバイトの主流だが、短時間でも専業主婦に働いてもらい、深刻化する人手不足の解消を図るねらいだ」と報じられていました。

実際にネット上でも、「結構ブランクあるけど、子育てがひと段落したらもう一度働きたい!」「パートもいいけど、出来ればフルタイムの正社員がいいな」「前職での勤務が長い人はかなり優遇してくれる。自分もそうだった」といった積極的な声が。企業にとっては深刻な"人手不足"ですが、一度家庭に入ったけど再び活躍したい人にとっては絶好の機会なのかもしれません。

文/藤江由美

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