「今、何してる?」5分おきに鳴る上司からの業務確認の電話...あなたのせいで仕事に集中できません!

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:うきなー
性別:女
年齢:43
プロフィール:夫(45歳)、義母(70歳)、娘(9歳)の4人家族の専業主婦。

「今、何してる?」5分おきに鳴る上司からの業務確認の電話...あなたのせいで仕事に集中できません! 24.jpg

2018年頃、当時41歳だった私はある製薬会社で新商品の開発のための実験アシスタントをしていました。

パートタイムでの仕事でしたが、内容は薬の調合や計算など集中力が必要なものが多く、毎日忙しかったですが充実感を持って働いていました。

しかし、しばらくして私に指示を与える立場の男性社員の方(当時45歳)から、業務中に頻繁に電話がかかってくるようになりました。

社員の方と私は別の部屋で仕事をしていたため、連絡手段として電話がかかってくるのはかまわないのです。

しかし、特に離れた距離ではないため、気になるのであれば様子を見に来ることもできたと思うのですが、連絡手段は必ず電話でした。

「今何の業務をしているのか?」

「あとで実験機器を使うから電源を立ち上げておいて欲しい」

最初の頃はそんな業務確認や、指示の電話でした。

ただ、だんだんと電話がくる頻度が高くなり、内容も不要不急なことが多くなってきたのです。

ひどいときには5分から10分ごと、1時間に10回ほど電話がかかってくるようになりました。

ときには私が電話を取った後に「あれ? なんで電話したのか忘れちゃった。ちょっと思い出すから待って」と電話を切るのを引き延ばされることもありました。

私にしてみれば、その日の内に任された仕事を全て時間通りに完了しているにもかかわらず、あまりに頻繁に「今、何をしているのか?」と聞かれることに強いストレスを感じていました。

それでも本人に全く悪気がなく、むしろパート社員を気づかっている、フレンドリーに接している、というふうにもとれたため、電話を辞めて欲しいとなかなか言い出すことができませんでした。

そのうち、同じ部屋にいた他のパート社員の方が、私にかかってくる電話の頻度があまりにも高すぎることを心配してくださり、別の社員の方にそのことを伝えてくれました。

また私もやんわりと5分、10分おきに実験の手を止めるのは集中力が途切れてしまうので、指示があるなら一度に言って欲しいと伝えました。

しかし、本人は「必要な電話だ」と言って取り合ってくれませんでした。

そんなことが数カ月も続き、私はかなり精神的に追い詰められていきました。

そこで、その社員の方に仕事に集中しなければならないときは電話を取れないかもしれませんと伝え、忙しいときは電話を取らないことにしました。

しかし私が電話を取らないと、いつまでもベルがなり続け、数分間音が止むことはありません。

しかも電話を取らなかった後は「なんで電話を取らなかったのか!」とすごい剣幕で怒鳴りつけてくるのです。

「作業中は電話を取ることはできないし、電話のために作業が遅れたりミスが発生する」
そう何度も説明している内に頻度はかなり減ったのですが、私に対する態度が冷たくなっていきました。

結局、それからしばらくしてその社員の方は転職を理由に退職されましたが、円満な退職ではなかったようです。

その方も会社といろいろありストレスがたまっていたのかもしれません。

しかしながら、私自身もかなりのストレスを感じた出来事でした。

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