4人の子を連れて離婚。縁もゆかりもない東京の街で再出発をすることに

皆さま、こんにちは。医療ジャーナリスト吉澤恵理です。痩せていること=幸せではありませんが、108kgから53kgにダイエットした私は体だけでなく心も軽くなり、ほとんど外出しなかったのが嘘のように活発になりました。

でも、私が活発になったことが、離婚の原因の一つだったのかなと思うことも。

今回は、離婚してすぐの頃のことについてです。

前回のエピソード:極端なダイエットで体調を崩した学生時代。友人が教えてくれた痩せるために大切なこと

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離婚と同時に

結婚してからほぼ友人や外の世界との繋がりが無くなっていたのですが、痩せてからは子供の学校のママたちとのお付き合いにも積極的に出かけたり、スポーツジムにも行き始めたりと私の生活は大きく変わり、新しい友人も沢山できました。

その中でも気が合い仲良くしていた友人女性は、洋服屋さんで働いていました。その友人は、新しい商品や私が好きそうなデザインの服が入ると電話をくれたりととても親切でした。一緒に食事に行くことも多くなり、私はいい友人ができてよかったと思っていたのです。

しかし、家庭では、それまで外出をしなかった私が子供の迎えの時間までとはいえよく外出するようになったことをよく思っていなかったようです。もちろんそれだけではなく、長い結婚生活で生じた小さなすれ違いが重なり離婚に至りました。

離婚した時、その友人女性はとても心配してくれて「応援するね」と優しい言葉をかけてくれて、私は彼女に感謝していました。ところが、離婚後にランチに誘おうと電話したところ「あの、忙しいのでもうプライベートではお付き合いしません。」と言われたのです。その女性は、私がお得意様だからお付き合いしてただけだったのです。

その女性だけではありません、私が結婚してる時に周りにいた多くの人は手のひらを返したように冷たくなりました。離婚と同時に私が知ったのはみんな「○○さんの奥さんだから」仲良くしていたということでした。でも私は、不思議と落ち込むこともなくただ「私の人生は今から始まる。大事な子供たちと一緒なら頑張れる!」と思うことができました。今思い返すと驚くほど強くポジティブでした。

捨てる神あれば拾う神あり

離婚後しばらくして子供たちと東京へ引っ越したのですが、初めて住む東京に右も左も分からずただ「全員が学童に入れる」という理由で引っ越したのが今住んでいるエリア。本当に怖いもの知らずだったなと自分でも感心します。しかし、その選択が私と子供達の人生を暖かく豊かなものしてくれたのは間違いありません。

引っ越し後、間もなく子供たちと出かけた近所の飲食店でのことお店の人が「みんな似てるね。いとこ?」と私たちに声をかけてくれました。すると長男が、「ママと4人兄弟。」と答え、「おー。いまどき4人兄弟なんて珍しいね。お父さんはまだ仕事?」と。子供たちが明るく「母子家庭だよー。」と答えてそれから離婚したことや身寄りはないけど長男のダンスのために引っ越してきたことなどを話しました。

その人はお店のオーナーで、本業は一級建築さん。私たちを心配し「お兄ちゃんが高校生になったらうちでバイトしな。」と言ってくれ、長男も次男も高校時代はお世話になりました。今でもまるで親戚のおじちゃんのような存在。そして不思議と私が住んでいるエリアはご近所も暖かく、子供たちも私もまるで今の場所で生まれ育ったように安心して暮らせています。捨てる神あれば拾う神という言葉がありますが、希望を捨てずに頑張っていれば誰かが見ていてくれるのだなと思います。

そんな風にスタートした私の東京での生活は、その後、波瀾万丈とも言える出来事が次々と起こるのでした。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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吉澤恵理

東北薬科大学卒業。現役薬剤師。アロマコーディネーター資格も持ち、医療ジャーナリストとして、多様な観点から様々な媒体にて健康や美容についての情報を執筆・監修している。4人の子どもを育てるシングルマザーでもあり、自分らしい人生を前向きに進んでいる。

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