「娘夫婦の離婚問題。親としてできることはあるでしょうか」立木ミサの夫婦の相談室

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隣の芝生は青く見える......と思っていたら、意外とうちの芝生のほうが青いのではないか!? 「そうそう、そうなのよ」とうなずきたくなる相談から、驚き、びっくりな悩みまで、いろいろあります夫婦って。

定年後の夫婦問題はもとより、子ども世代や孫世代にリアルに起きている夫婦のさまざまな問題を夫婦問題カウンセラーの立木ミサさんと一緒に考えます。

  

Q 娘夫婦に離婚問題が起き、娘は修復を望んでいます。親の立場として何かできることはあるでしょうか。

娘夫婦が別居になり、半年が過ぎました。娘はどうしても修復したいようですが、娘婿は出て行ったきり子どもとも連絡をとりたがらず、生活費は渡してくれているようですが、「離婚したい」の一点張りの様子です。娘は仕事も育児もひとりで頑張っていて、私が「修復は無理なのではないか」と言っても聞く耳を持たず、かたくなになっているように見えます。毎日つらそうで心配ですし、まだ若いので離婚してやり直すのもよいのではないか、とも思えます。が、なかなか意見を受け入れてくれません。親として何をどのように言ってあげればよいのだろうと悩んでいます。(52歳・会社員)

 

A 子ども夫婦に起きた問題は、見守る姿勢が大切です。

結婚した3組のうち1組が離婚するという時代、離婚を肯定的にとらえる人も増えています。子ども夫婦に離婚問題が起きた、ということも稀ではなくなりました。

子どもの夫婦問題に親が出て行くと、話がひと回り大きくなるのは確実です。親が出ることが必要な場面はありますが、慎重にしたほうがよいと思います。親が表に出てしまうと、当人たちは修復していきたいという結論に達していても、親のほうが感情的になってしまい、「もうあんな婿(嫁)とは離婚したほうがいい」と、修復できなくなってしまうこともあります。

子ども夫婦の問題は、基本的には子ども本人の判断に任せるのがよいと思います。答えを出すまでに必要な時間というのは個人個人、本当にそれぞれです。なかなか答えが出せなくてもその時間は必要なのです。親から見たら、離婚したほうが幸せになれるし、楽なのではないか、と思えるような状況であっても、本人が修復へと頑張っているのだとしたら、応援してあげてください。親の選択とは違うこともあるかもしれませんが、子どもの人生です。親からすれば、もっとよいであろう道があったとしても、本人が納得できなければ選択する意味がないのですね。夫婦という一番支え合うはずの人との間で問題が起きたとき、親や兄弟、友人といった身近な人が支えになります。そうした支えがいくつもあれば、傷ついた心もいずれ癒え、問題を乗り越えられるものです。「私はこう思うよ」ということは伝えて、あとは娘さんを信じて見守り、選ぶ道を応援してあげてください。

<まとめ>
子ども夫婦の離婚問題では、親は子どもが選択した道を応援してあげることが大きな支えになります。

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<教えてくれた人>
立木ミサ(たつき・みさ)さん

夫婦問題カウンセラー。1959年、神奈川県生まれ。これまで1200人以上の夫婦問題に接し、男女、世代を問わずに夫婦に起きるあらゆる問題に取り組んでいる。「生き苦しさ」を乗り越えるためのサポートを主軸にカウンセリングを行っている。

関連データ

<オフィシャルブログ> http://ameblo.jp/tatsu-go-go

この記事は『毎日が発見』2015年8月号に掲載の記事です。
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