<この体験記を書いた人>
ペンネーム:濃姫
性別:女
年齢:44
プロフィール:夫(47歳)、娘(18歳)、息子(13歳)と愛犬ポメラニアン(6歳)と暮らし、癖のある義理の家族に振り回されている兼業主婦。
先日の夕飯のときに娘(18歳)が主人(47歳)に聞きました。
「パパは、パチンコにたまに行くじゃない? パチンコって18歳からしてもいいんでしょ? 私もう18歳だから、今度一緒に連れて行ってよ」
それを聞いて、自分が18歳になってパチンコをやってみたくて、友人(当時18歳)とパチンコ店に行ったときのことを思い出しました。
私が子どもの頃は、最寄り駅の駅前にパチンコ店があり、店の前を通ると店内は男の人ばかりで、煙草の煙が充満していて空気が悪くて近づくのも不快な場所でした。
しかし、18歳の頃になるとパチンコ店も様変わりし、若い女性がゲーム感覚で遊べる雰囲気になっていました。
バイトの先輩から、女性専用のスペースや景品もブランド品などがある聞き、好奇心から仲の良い友人と一度だけ試してみることにしたのです。
2人とも初めてで何もわからなかったため、周囲の様子を見て1000円分の玉を買い、女性専用エリアで適当に台を決め2人並んで打ち始めました。
友人は10分ほどで玉がなくなってしまいましたが、私はちょこちょこ玉が戻ってきていて、2人で楽しんでいましたが、30分ほとたつと玉もそろそろなくなりそう。
2人で「30分で1000円も使ってしまって、もったいなかったねぇ。パフェでも食べれば良かった」と後悔していました。
しかし、そのとき、突然台から大音量が流れ、ライトがキラキラ点滅し始めたのです。
私たちは何が起こったのかわからず、焦っていると近くの50代ぐらいの女性が教えてくれました。
「あなたフィーバーしてるわよ! そのまま手を放しちゃダメ!」
やり方を教えてくれてさらに玉を入れる箱を持って来てくれて、受け皿から溢れそうな玉を箱に落とすやり方を教えてくれました。
私たちはお礼を言って、じゃんじゃん溢れ出てくる玉に大興奮!
面白くなった私たちは「せっかくだから、もう少しパチンコを楽しもう!」と、友人も私の玉を使い、再び打ち始めた数分後、私たちの足元には10箱以上の玉が...。
1箱持ってみると恐ろしく重くて、とても自分たちでは運べません。
どうしたらいいのか途方に暮れていると、2人の店員さんがさっさと箱を運んで玉を機械に流し込んでくれました。
そして、玉を流し込んだ機械から出てきた紙切れを渡されました。
紙切れを換金できる景品にしてもらい、それを交換所に持っていくようです。
私たちが交換所に景品を出すと「お姉さんたち凄いねぇ」と言いながら交換所の人が約70,000円くれたのです。
私と友人は大興奮しながら店を後にし、2人でお金の使い道を相談して、温泉旅行に行きました。
この話を娘と主人に話すと、娘は「私がフィーバーしたら、家族みんなを旅行に連れて行ってあげるよ!」と張り切って、主人と行く日にちを決めていました。
娘にも私のような「一生に一度のギャンブル運」が来るのかな...。
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