<この体験記を書いた人>
ペンネーム:myb
性別:女
年齢:46
プロフィール:15年間の結婚生活に終止符を打ち、歩み始めたばかりのシングルマザーです。
義実家近くのコンビニが閉店になりました。
私はそこのコンビニには思い入れがあります。
2011年の夏のことです。
私は、生後10カ月の我が子を連れて、義実家へ遊びに行きました。
義父(当時75歳)は元々偏食で、栄養バランスを気にすることもなく、味も濃いものを好む人でした。
そんな義父が、「コンビニに行くけど、赤ちゃんには何を買ったらいいか」と尋ねてきました。
コンビニに売っているものには限りがあります。
幸い、我が子にはアレルギーはなかったので、食パンをお願いすることにしました。
離乳食の進め方は個人差がありますが、我が家では5カ月頃からすりつぶした野菜などをほんの少量あげ始めました。
そうやってアレルギーの有無を確認し、大丈夫なものは徐々に量を増やしながら固形物に近い形にしていきました。
味はほとんどつけず、つける場合でもだしの風味のみ。
甘いものはまだ与えていませんでした。
我が子はパンが大好きで、10カ月の頃には食パンを牛乳に浸して食べるのがお気に入りのメニューになっていました。
同じくらいの月齢で保育園に通っている子などは、3cm×5cmくらいのサイズの食パンを軽く焼いたものが数枚、給食として提供されているそうです。
食パンを食べさせること自体は問題はないと考えていました。
「食パンだったら食べられる」と私が答えると、義父は「わかった」と言って買い物へと出かけて行きました。
そのため、義父はきっと食パンを買って帰ってくるものと信じていました。
しかし義父は帰ってくるなり、「コンビニの店員さんはひどい! チョコパンを売ってくれなかった!」と文句を言うのです。
何ごとかと思ってよくよく聞くと、「孫に」ということでチョコパンを買おうとしたそうです。
しかし店員さんから「お孫さんの月齢は?」と聞かれたそうで、「10カ月」と答えたら、チョコパンを買うことを反対されたとのことでした。
それでもチョコパンを買おうとした義父。
コンビニ店員さんは、「これならどうですか」と、折衷案としてミルク風味のパン(中身は何も入っていないもの)を提案してくれたのだそうです。
そこで折れて、しぶしぶそのパンを買って帰って来た義父。
「味のないものでは赤ちゃんがかわいそう」などとしきりに文句を言っていました。
義父の要望よりも赤ちゃんのことを優先し、毅然とした態度で折衷案を出してくれたコンビニ店員さんの神対応。
感心するとともに、大変感謝しています。
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