高齢者から何度も同じ話を聞かされることってありませんか?
1回、2回、3回...と聞かされるたびにプチストレスが溜まります。
今日はそんな高齢者の繰り言を減らした、我が家の対応を書きます。
前回のエピソード:私が姑と姑妹を在宅介護することになった理由
おばさんはリウマチの痛みが常にあり、炎症が強かった日の夜は大量の発汗がありました。
ただ発汗があると痛みも和らぎよく眠ることができました。
それは、おばさんも私も承知していましたが...
来る日も来る日も同じことを話しかけられ
私の対応も「はいはい、大変でしたね」と
だんだん愛想のない相槌だけになっていきました。
しかし...
そんなある日、おばさんが「毎日、同じことばかり言ってごめんなさいね」と謝ってきました。
おばさんは自分の繰り言に気がついていたのです。
日々老いていく不安を家族に伝えずにはいられかったのかもしれません。
しかし、毎日同じ話を聞かされる方は、さすがにうんざりします。
適当に相槌を打つのが、お互いのストレスを軽減させる唯一の方法だと思いましたが、それでも日々同じ話を聞かされるので、嫌な顔もするし素っ気ない態度にもなります。
繰り言に悩んだ嫁は、先手必勝に打って出ました。
自分から先に声をかけてみたのです。
これを毎朝、同じように挨拶がわりにおばさんに言いました。
繰り言を言われる前に言う作戦です。
不思議なことに、数日続けたらおばさんの繰り言は なくなっていきました。
ここでめでたしめでたしといきたいところですが、そこにお義母さんがいつもの繰り言を引っさげて登場。
認知症のお義母さんは繰り言の自覚がないので、毎回、本人も新鮮な気持ちで話しています。
そして嫁は、そっと後ずさりしていきます(笑)
高齢者と一緒に暮らしていると、その繰り言にうんざりする家族は多いと思います。
我が家の場合、認知症があるなしで対応が少し違いました。
自覚のある繰り言が多かったおばさんは、積極的に話を聞くことで減っていきました。
認知症のお義母さんの場合は、スルーすることが多かったのですが、逃げきれない時もあるため、そんな時は...
ノリツッコミするのも繰り言が減るひとつの手でした。
ちなみに叱ったり怒ったりするのはしこりを残すだけであまり成功しませんでした。
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