日頃のモヤモヤやイライラ...人生を重ねると、さまざまな心配事が出てきますよね。そこで月刊誌『毎日が発見』の「お悩み相談」コーナーから「読者の悩みと専門家のおこたえ」を抜粋してご紹介します。今回は、「老後をどうしたいか夫が何を考えているかわかりません」というお悩みに、夫婦カウンセラーの立木ミサさんが答えます。
この記事は月刊誌『毎日が発見』2023年12月号に掲載の情報です。
【お悩み】
老後をどうしたいか夫が何を考えているか分かりません
夫が66歳になりましたが、ありがたいことにまだお仕事をいただいています。
働いてくれるのは助かるのですが、老後をゆっくり過ごしたいとも思っていて...。
そう考えるとこのまま働いてもらっていても良いのか? どうなのか? と悩んでしまいます。
夫はあまり気持ちを口にするタイプではないので、何を考えているのか、長年連れ添っていても分かりません。
茨城県 Kさん(66歳)
【おこたえ】
本当の気持ちを聞くためにも本音を伝えて
夫婦って意外と相手の「いま」考えていることが分からないものです。
情報が古くて、ずっと若い頃の出来事を記憶していて、相手の印象が昔のままだったりするんですね。
時にそれは「思い込み」といわれるようなものになっていたりします。
夫婦問題が勃発している場合は、互いに相手の考えていることが全く分からなくなっていることも稀ではないです。
特にKさんの夫のように、言葉にするのが苦手なタイプだと、なおさら考えていることが分からないですよね。
Kさんは優しい方なので、夫が「本心から働きたいのならいいけれど」と心配なのだと思います。
この場合は、そのまま率直に、Kさんのお気持ちを伝えてみるのが良いと思います。
「老後はゆっくりしたいけど、反面働いてくれるのも実はとてもありがたい。ただ、あなたの好きなほうでいいのよ。無理はしないでね」ということを伝えたら、夫もKさんの気持ちにこたえやすいかもしれないです。
答えは夫が決めることなので、本当の気持ちが分かれば、応援してあげやすくなりますよね。
●立木ミサさん(夫婦カウンセラー)
※画像はイメージです。