日頃のモヤモヤやイライラ...人生を重ねると、さまざまな心配事が出てきますよね。そこで月刊誌『毎日が発見』の「お悩み相談」コーナーから「読者の悩みと専門家のおこたえ」を抜粋してご紹介します。今回は、「嫌味や妬みを言われるのが嫌で、個人的な話をしたくない」というお悩みに、カウンセラーの時田ひさ子さんがアドバイス。さあ、あなたは...どう思われますか?
【お悩み】
嫌味を言われるのであまり自分のことを言いたくありません
既婚か未婚かとか、子どもがいるいないとか、年齢など、あまり親しくない人に聞かれることが苦手です。
話の流れで個人的なことをいろいろ話す状況になってしまうのも嫌です。
その場をしらけさせずに、他の話題に切り替える良い方法がありましたら、教えてください。
以前、パート先の先輩の質問に、うっかり答えてしまったばっかりに、それが他の方に伝わり嫌味を言われたり、妬まれたりしてメンタルがかなりやられてしまいました。
その出来事がトラウマになってしまい、それ以来、個人情報は、本当に信頼のおける親しい友人にしか話さないようにしています。
複数の女性の輪に入ると、恐怖を感じるときもあり、人付き合いの大変さを実感しています。
静岡県りさママさん(58歳)
【おこたえ】
間を作る、受け流す、その場から離れる
人は、身近な他人の能力や経歴に引け目を感じると、嫉妬心をあからさまに表現し始めます。
自分を守る手段として考えられる方法は、"自分を下げる"、または"相手を上げる"ことです。
ニコニコして「はぁ」などと曖昧な返事をしつつ間を作るのも良いです。
さらに質問返しというやり方もあります。
「どこで聞いたんですか?」などと聞くと、相手が面倒になって話を変えてくれたりします。
間を作るのが苦手という方は多いのですが、間を作ると、話題が変わりやすいという法則がありますので試してみてください。
相手を褒めるときは、「すごいですね~」という感じで語尾を伸ばし気味に言うと、ちゃんと相手は良い気持ちになってくれます。
嫉妬は、能力などを「持てる者」が直面するものであるため、このご相談をきっかけに、いくつか受け流すスキルを磨いてみると良いでしょう。
もちろん、物理的に距離を置くことが可能なら、その場から離れるのも双方にとって良い場合が多々あります。
●時田ひさ子さん(カウンセラー)
※記事に使用している画像はイメージです。