日頃のモヤモヤやイライラ...人生を重ねると、さまざまな心配事が出てきますよね。そこで定期誌『毎日が発見』の「お悩み相談」コーナーから「読者の悩みと専門家のおこたえ」を抜粋してご紹介します。今回は、「人との繋がりあるのもイヤ ないのもイヤ」というお悩みに、カウンセラーの時田ひさ子さんがアドバイス。さあ、あなたは...どう思われますか?
【お悩み】
人との繋がりあるのもイヤ ないのもイヤ
学生時代からの友人や、近所の趣味の集まりなど、少ないながらも友達付き合いはあります。
ただ、年々自分が気難しくなってきていて、何か不愉快なことがあると、その人とは縁を切ってしまおう、と思ってしまうのです。
そして、誘われても断ってしまったり、無視したりしているうちに、友達がどんどん減ってしまったように感じます。
我慢してまで付き合うのは嫌ですが、全くいなくなってしまうのも不安なのです。
京都府 U・Rさん(73歳)
【おこたえ】
相手の気分を良くしながら断って不愉快な気分を減らして
まず事実として、U・Rさんが友達の誘いを無視したり、返答しなかったり、断り続けたら、友達が減るのは明白です。
なぜなら、U・Rさんが感じることがあるように、相手も「不愉快な気持ちになる」からです。
不愉快な気持ちになる人と、一緒にいたいと思う人はいません。
だから相手を不快な気持ちにし続けたら、友達は減る一方です。
そこで、"相手の気分を良くしながら断る"という方法をおすすめします。
言葉に相手の身になった気持ちを少し含ませて話す(断る)のがポイントです。
「うまく伝えられていないかもしれないけれど......」「嫌な気持ちになってないといいんだけど......」「誘ってくれるのは本当にありがたいと思ってるんだけど......」など、相手の気持ちをおもんぱかった言葉を多めに使いながら、優しい表情でゆっくり話すと、相手は不愉快になりづらいと思います。
結果的に誘いを断ったとしても、友達でい続けてくれる確率は上がるのではないかと思うのですが、いかがでしょう?
●時田ひさ子さん(カウンセラー)
※記事に使用している画像はイメージです。