日頃のモヤモヤやイライラ...人生を重ねると、さまざまな心配事が出てきますよね。そこで定期誌『毎日が発見』の「お悩み相談」コーナーから「読者の悩みと専門家のおこたえ」を抜粋してご紹介します。今回は、「長い時間ぐっすり眠りたいのに...」というお悩みに、ノンフィクション作家の松原惇子さんがアドバイス。さて、あなたはどう思われますか?
【お悩み】
長い時間ぐっすり眠りたいのに眠れません
うまく眠れない、というか、睡眠が毎日3~4時間くらいで途切れてしまいます。
ぐっすり眠りたいですが、さすがに70歳を過ぎると無理な話でしょうか。
群馬県E・Hさん(70代)
【おこたえ】
3時間しか、ではなく3時間も眠れた!と前向きに捉えましょう
これまで睡眠のことで悩んだことのない私でも、70代に入ってから、朝までぐっすりという日はほとんどなく、夜中に2、3回、目が覚めます。
最初のうちは、トイレが近い年寄りみたいで嫌だわと嘆いていましたが、70代といえば、自分は若いつもりでも、肉体は老化しているので、睡眠力も低下していて当たり前。
もし、70代でバタンキューの人がいたとしたら、それこそバランスを崩しているのかもしれません。
80代の友人によると、眠りが浅いことより、朝、目が覚めない恐怖の方が大きいということです。
それを聞いて私は「う~ん」とうなってしまいました。
だから、3時間おきに起きてしまっても、特別気にすることはないですよ。
若者ではないのですから。
これからは"3時間しか眠れなかった"ではなく"3時間も眠れた"と前向きに捉えたらどうでしょうか。
私が尊敬していた老医師は、いつもこう言っていました。
"人は眠れなくても死なない。気にするな"と。
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