認知症と診断する医師もいたけど...。夫の変化を認めたくない68歳女性の悩み/お悩み相談

日頃のモヤモヤやイライラ...人生を重ねると、さまざまな心配事が出てきますよね。そこで定期誌『毎日が発見』の「お悩み相談」コーナーから「読者の悩みと専門家のおこたえ」を抜粋してご紹介します。今回は、「夫が認知症と診断されたが、受け入れられない...」というお悩みに、作家、あかね屋代表の橋本きよみさんがアドバイス。さあ、あなたは...どう思われますか?

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【お悩み】

夫は少し忘れっぽくなってきました。

認知症と診断する医師もいましたが、私はどうしても認めたくありません。

お互い老いていくことは分かっていますが、以前のような会話ができなくなったり、性格が変わってきたりすることを受け入れられない自分がいます。

群馬県Y・Kさん(68歳)


【おこたえ】

変化を恐れず楽しんでいくという味わい深い人生を

旦那様の日常に変化を感じておられますね。

忘れっぽくなられたことを認知症と認めたくないという奥様のお気持ちお察しします。

そうですね。

認知症ではなく物忘れに過ぎないのです。

人間には素晴らしい才能が与えられています。

それは忘却という才能です。

長い人生多くの事柄を学びます。

何もかも記憶して生きることは不可能です。

性格が変わったのではなく、お互い老いとともに変化していくのです。

当然のこととして、その変化を恐れないで、楽しんで観察されてはいかがでしょうか。

それは味わい深い人生です。

●橋本きよみさん(作家、あかね屋代表

※記事に使用している画像はイメージです。

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今回の先生

橋本きよみさん
作家、あかね屋代表。専門は「夫婦、家族」。

この記事は『毎日が発見』2020年10月号に掲載の情報です。

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