日頃のモヤモヤやイライラ...人生を重ねると、さまざまな心配事が出てきますよね。そこで定期誌『毎日が発見』の「お悩み相談」コーナーから「読者の悩みと専門家のおこたえ」を抜粋してご紹介します。今回は、「目上の方とのプレゼント交換が負担に...」というお悩みに、心理アナリストの亜門虹彦さんがアドバイス。さあ、あなたは...どう思われますか?
【お悩み】
目上の方とのプレゼント交換が精神的に負担です
目上の方からのお誕生日プレゼントをやめてもらいたいと思っています。
これで最後と提案しても"誕生日は特別だ"と主張が強く、全く受け入れてもらえません。
こちらも相応なものを贈り続けているので、精神的にも負担です。
どう対処したら良いのかが悩みです。
宮崎県 白い花さん(63歳)
【おこたえ】
誕生日をついうっかり忘れてしまいましょう
年に一度の誕生日が、これだけ心の重荷になるというのは、ただごとではありませんね。
それと同時に、白い花さんはもともと「目上の人」に対して、普段のお付き合いのなかでも「気が合わない」と感じることが多いのかもしれません。
白い花さんだけでなく、目上の人が苦手と感じる方にもぜひご覧になっていただきたいのが、『プラダを着た悪魔』という映画です。
文字通り悪魔のように性格が悪い上司の下で働くことになった主人公の物語ですが、大切なのは主人公がどんなにつらい状況でも自分の夢や目標を諦めないこと。
白い花さんも、何らかの目的のために目上の人とうまく付き合う必要があれば、割り切った気持ちで誕生日プレゼントを交換し合ってもいいのでは?
ただし、目的や目標に関係がないなら、無理して苦手な人との交際を続けなくても大丈夫です。
自分の誕生日が近づいてきたら、なるべく相手と距離を置くようにして、連絡が来てもすぐ返事をしないようにする。
簡単には受け取れない状況を作ってみると良いでしょう。
もし相手の誕生日が先に来るようであれば、それをうっかり忘れたフリをしてしまいましょう。
しばらくたってから「ごめんなさい。遅れてしまったので簡単なもので」といままでとは違った"相応のものでないもの(お菓子など)"の贈り物をすれば、うまく相手との距離を作ることができるでしょう。
●亜門虹彦さん(心理アナリスト)
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