日頃のモヤモヤやイライラ...人生を重ねると、さまざまな心配事が出てきますよね。そこで定期誌『毎日が発見』の「お悩み相談」コーナーから「読者の悩みと専門家のおこたえ」を抜粋してご紹介します。今回は、「帰省するたびに子どもたちに叱られ、正直げんなり...」というお悩みに、夫婦カウンセラーの立木ミサさんがアドバイス。さあ、あなたは...どう思われますか?
【お悩み】
子どもたちから片付けろと叱られげんなりです
子どもたちが自立して家を出ていき、私は夫と二人暮らしです。
コロナが落ち着いてきたので、先日久しぶりに子どもたちが我が家に帰ってきたのですが、「部屋が散らかっていて狭い」「物が多過ぎる」「ちゃんと自分で捨てて」と何度も言われてしまいました。
コロナ前も、帰省するたびに子どもたちに叱られ、正直げんなりしていました。
片付けは昔から不得意ですが、ゴミがたまっているわけでもなく、それなりに快適に暮らしています。
子どもたちにいろいろ言われないようにするにはどうしたら良いでしょうか。
北海道H・Kさん(74歳)
【おこたえ】
行動したことを報告することで子どもに安心感を
お子さんたちは、ご両親が少しずつ年を重ねていくことを、離れて暮らしているので心配しているのだと思います。
想像するに、なのですが、親子というのはどうしても歯に衣着せぬ言い方になってしまい、優しい声かけよりも言いたいことをストレートに言ってしまうもので、そんな言葉にH・Kさんはうんざりしてしまうのではないでしょうか。
ましてや苦手とご自身がおっしゃっている片付けのことを言われると、イラッともすると思います。
ただ、お子さんたちの真意は親を思っての気持ちなので、その心情を汲んであげて「いらないなぁ」と思うものがあればリサイクルに出したり思い切って処分したりと、少しでいいので暮らしを見直してみてください。
それはきっとH・Kさんの気持ちも軽くしてくれるはずです。
そして、実行したときには頑張ってみたよ、とお子さんたちにそのことを伝えてみてください。
片付いた部屋の写真を送ってみるのも良いかもしれません。
親子の関係はさらに良好なものになっていくのではないでしょうか。
●立木ミサさん(夫婦カウンセラー)
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