日頃のモヤモヤやイライラ...人生を重ねると、さまざまな心配事が出てきますよね。そこで定期誌『毎日が発見』の「お悩み相談」コーナーから「読者の悩みと専門家のおこたえ」を抜粋してご紹介します。今回は、「親しいと思っていた友人の態度が急に変わって...」というお悩みに、ノンフィクション作家の松原惇子さんがアドバイス。さて、あなたはどう思われますか?
【お悩み】
40年来の友人が急に私に塩対応で上から目線です
学生時代、同じ女子寮で同室だった友人と、40年近く仲良くしてきました。
結婚、子育て、お互いの夫の転勤などで、連絡を取っていない時期もありましたが、旅行をしたりランチしたり、LINEでメッセージのやり取りをするなど、数少ない私の大切な友人だと思っていました。
ですが最近、その友人が私に対して塩対応で、なんとなく上から目線で引っかかっています。
私からすると、傷付けるような言動をしたことも全く思い当たらないのですが、ひょっとしたら、友人関係を少しずつ整理していこうとして、私を遠ざけているのかもしれません。
モヤモヤしますが、上から目線の相手に理由を聞くのも抵抗があります。
静岡県 ゆうさん(58歳)
【おこたえ】
原因を探っても何の得にもならないそっとしておきましょう
親しいと思っていた友人の態度が、突然、塩対応になった。
それはよくあることです。
私にも経験があります。
急に、相手の言葉遣いが変わったり、上から目線でものを言われたり。
「私、気になることをしたかしら」とモヤモヤしますが、原因を探るのはなんの得にもならないのでやめましょう。
なぜなら、どんなにいい人でも、人間である以上気分屋なのです。
長いお付き合いの間には、そういう場面が何回か訪れるのが普通。
そっとしておくのが一番です。
相手があなたのことを失いたくないなら、そのうち連絡があるでしょう。
それは1年先、2年先かもしれない。
もし、ないようなら、それは、大した友人ではなかったということです。
あなたから連絡を取る必要はありませんよ。
モヤモヤする必要なしよ。
●松原惇子さん(ノンフィクション作家)
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