【お悩み相談】お互い独り身の妹から、毎日のようにメールや電話がきます

日頃のモヤモヤやイライラ...人生を重ねると、さまざまな心配事が出てきますよね。そこで定期誌『毎日が発見』の「お悩み相談」コーナーから「読者の悩みと専門家のおこたえ」を抜粋してご紹介します。今回は、「妹から毎日のようにメールや電話が...」というお悩みに、ノンフィクション作家の松原惇子さんがアドバイス。さて、あなたはどう思われますか?

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【お悩み】

お互い独り身の妹から、毎日のようにメールや電話がきます

私には、74歳の妹がいます。

配偶者を亡くし、お互い独り身になり、近所に住んでいます。

私自身は、他人にあまり頼らずに生活できていますが、妹は夫に頼りっきりで生きてきたため、いまは私に依存しているようです。

毎日何通ものメールや電話があり、出かけると言うとついて来たりします。

自由に行動したい私は、つい重荷に感じてしまいます。

相手を傷つけずにやんわりと距離を置くにはどうしたら良いでしょうか。

新潟県 K・Hさん(78歳)


【おこたえ】

いつかきっと寂しくなります。いまは妹さんを助けてあげて

人に依存せずに暮らしてきたK・Hさんにとって、妹にべったりされるのは、さぞかしうっとうしいことと思います。

でもね、いまは重荷に感じていても、そうね、あと1、2年、80歳が目前に迫るころにでもなれば「ああ、妹がいて良かった」ときっと思うはずです。

私も独り身が長いので、以前は人との距離が近くなると息苦しくなったものですが、75歳になったいま思うことは、多少のわずらわしさがあっても、身近な人がいるのはありがたいことだと...。

自由はすてきです。

でも、寂しくてたまらない妹を助けてあげるのもすてきです。

これからは、2人には長い「独り身の老後」が待っています。

友達も去っていくでしょう。

身体も衰えてくるでしょう。

そのとき、妹という話し相手がいる幸せに気付くはずです。

せっかく妹がいるのですもの、大切にね。

いまはあなたが我慢するとき。

助けてあげてください。

がんばってね。

●松原惇子さん(ノンフィクション作家

※記事に使用している画像はイメージです。

 

今回の先生

松原惇子さん
ノンフィクション作家。専門は「上手な生き方」

この記事は『毎日が発見』2022年9月号に掲載の情報です。

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