みんなのケア

快適な眠りのための「夜の習慣10」。これで「疲れやすい」を解消 【医師・工藤先生がレクチャー】

6.小腹が減っても我慢する

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「夜遅い時間に食事や間食をすると、食べ物が胃腸に残ってしまい、血流の多くが消化器の活動に使われてしまいます。睡眠の質が低下してしまうし、肥満の原因にもなってしまうの
で、夕食後の『小腹が減った』は"我慢"が一番です」

7.エアコンで一年中適温をキープ

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「エアコンのつけっぱなしは体に毒、という常識は昔の話。質の良い睡眠をとり、疲れにくい体をつくるためには、エアコンで室内を適温に保ち、自律神経を安定させることが大切。可能であれば、全ての部屋を一定に保つようにするのが理想的です」

8.カフェイン少なめの水出し緑茶

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「緑茶に含まれるカフェインには覚醒効果があり、寝る前にお茶を飲んでしまうと安眠できなくなってしまうことも。そこで活躍するのが水出し緑茶です。水出しにすればカフェインが抑えられ、寝る前でも安心して飲むことができます」

9.布団に入るときはパジャマを着る

「部屋着とパジャマを共用している方もいますが、部屋着のままでは安眠できないことも。部屋着よりもリラックスできる素材のパジャマに着替え、快適な眠りを手に入れましょう。質の良い睡眠のためには、良いパジャマを選ぶことが大切です」

【パジャマ選びのポイント】
おすすめは吸湿性が良く保温性に優れるシルクのパジャマ。肌触りが良く蒸れにくいガーゼ素材のものもOKです。

10.お風呂で頭皮マッサージ

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「首や肩と同様に、頭もこります。ストレスや疲れによりこりが悪化すると、白髪が増えたり、髪が細くなったり、抜け毛が増えてしまったりすることも。シャンプーをする際に頭皮
のマッサージも行い、頭のこりを解消しましょう」

【シャンプーをするときは...】
髪や頭皮を清潔に保つことは大切ですが、洗い過ぎに注意を。皮脂が過剰に分泌されたり、炎症が起こることがあります。

【頭皮のツボを押すのも有効】
不眠や抜け毛などに効果的とされるのが、頭頂部のほぼ中心にある「百会」のツボ。痛気持ちいい程度の力で5秒押して5秒休む、これを5回繰り返して。

取材・文/和栗 恵 イラスト/藤田ヒロコ

工藤内科 院長

工藤孝文(くどう・たかふみ)先生

統合医療医、内科医、漢方医。生活習慣病や漢方治療、ダイエット治療を得意とし、各種メディアでさまざまな医療の最新情報を発信しながら、地域医療を担う。

この記事は『毎日が発見』2023年3月号に掲載の情報です。
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