【第1回から読む】経済愛好家・肉乃小路ニクヨさんが「厚化粧好きの人に好かれる」ことが転職市場で価値があると言う理由
『確実にお金を増やして、自由な私を生きる! 元外資系金融エリートが語る価値あるお金の増やし方』 （肉乃小路ニクヨ／KADOKAWA）第2回【全5回】
「ドラァグクイーン」の全国大会的イベントで優勝経験を持ち、「ニューレディー」という肩書を名乗る肉乃小路ニクヨさん。 20～40代前半まで、証券会社・銀行・保険会社といった金融機関を渡り歩いてきて、今現在も、毎日2時間経済ニュースをチェックする「経済愛好家」だといいます。
初の書籍となる『確実にお金を増やして、自由な私を生きる! 元外資系金融エリートが語る価値あるお金の増やし方』 では、その経歴・知識を惜しみなく伝授、お金の増やし方を教えてくれます。本稿では、「ニクヨ式」お金を稼ぐ術、そしてお金を増やすマインドをご紹介します。
※本記事は肉乃小路ニクヨ著の書籍『確実にお金を増やして、自由な私を生きる! 元外資系金融エリートが語る価値あるお金の増やし方』（KADOKAWA）から一部抜粋・編集しました。
退職金よりも正当な評価を得ているかどうかが大事
退職金分のお金を給料で回収する
退職金について、日本企業の場合、ご存じのように一般的には長く勤めた方が金額が大きくなります。でも退職金のために我慢しながら低賃金で働くくらいなら、その時間を正当に評価してくれる会社で働いた方が、気持ちも良いし働きがいもあるし、そこでさらに頑張って自分の市場価値を高くすることもできるのです。我慢して働いて得る退職金にすがるのではなく、もっと稼げるようになって、退職金分のお金だって回収してやるぐらいの気持ちでいる方がいいと思います。実際にそれはできます。
今、国の仕組みとしても労働流動性と呼ばれる、転職などを通じて柔軟に仕事を変えていける度合いを高めようとしています。また、フリーランスや起業する人の割合を増やそうとしています。そうやって生産性の低い産業から、生産性の高い産業に人を移していこうとしているのです。日本は90年代から生産性が低くなってデフレが起こり、経済的な低迷が続きました。国の失策もありますが、労働流動性が低く、低賃金でも同じ会社にしがみついた人がたくさんいたことも一つの原因です。だから今の時代、私は生産性の高い部門に転職していくことを支持しています。
