自立歩行に不安があって、出歩くのがおっくう...。「歩行車」は、そんな悩みを持つ人たちの杖代わりとして各施設で活用されている、歩行を補助する福祉用具。主流は4輪タイプですが、近年ではより操作性の高い3輪の歩行車も登場。歩行車選びにおいて「運転のしやすさ」を重視する利用者からの高い人気を集めています。とはいえ3輪タイプの場合、腰をかけて休憩できる座面付きのタイプだと、構造上折りたたみができないことが難点でした。
そんななか、シニア層の健脚に役立つ商品を長年追求してきた株式会社インタージェットでは、従来は不可能だと思われていた「座面付き」と「折りたたみ式」を両立する3輪歩行車の開発に成功!日本初となる新構造の3輪歩行車「コンフォート3輪 スライド座面タイプ」として、販売を開始しました。
コンフォート3輪スライド座面タイプ 使用イメージ
若々しいデザインでおでかけが楽しく!
今回発売された「コンフォート3輪 スライド座面タイプ」は、3輪タイプならではの小回りのよさ、運転のしやすさが特徴。アースカラーを基調としたスタイリッシュなデザインは性別を問わず使いやすく、若々しくおしゃれな印象を与えてくれます。折りたたみはワンタッチで、バスや電車に乗る際にももたつかずにすみそう。また、散歩中に疲れたときなどには、座面に腰かけて休憩することもできます。
ショッピングや近場のおでかけといった日常のシーンで活用できるのはもちろん、春の行楽シーズンに向けても、頼もしい相棒となってくれそうですね!
コンフォート3輪スライド座面タイプ
コンフォート3輪スライド座面タイプ(折りたたみ時)
使いやすさにこだわった新構造
従来、3輪タイプの歩行車では、座面が車体の中央にあるため、折りたたみできないのが当たり前でした。しかし今回の新商品では、耐荷重100キログラムの丈夫な座面を固定しつつ、幅28センチのスリムサイズに折りたためる新構造を採用。安心して腰かけられる「ロック機能」や、ワンタッチで折りたためる「開閉リング」を装着するなど、シニア層が1人でも簡単に使える工夫も満載です。
さらには、座面を前後にスライドさせる機能も搭載。座面を前方にセットすれば歩行の際により広い足場が確保できるので、前かがみになりにくく歩きやすい姿勢を保てます。
座面を前後にスライドさせる機能を搭載
3輪構造が叶える、抜群の操作性!
3輪構造のメリットは、4輪タイプよりも車輪が1つ少ない分、ハンドル操作がしやすいこと。4輪では難しい「方向転換場所を起点にした旋回」も可能なため狭い場所でもスムーズに方向転換することができ、例えば、幅70センチのL字型のスペースであっても、車体の切り返しなしでの方向転換が可能です。
スムーズな方向転換
なお、「コンフォート3輪 スライド座面タイプ」は、税込6万1050円。保温・保冷仕様で容量約11リットルのバッグ付きで、バッグの耐荷重は5キロです。ほか、両サイドには500mlのペットボトル程度が収納できる便利なポケットも付いています。
今回の新商品について、担当者に話を聞きました。
ーー今回の新商品発売の狙いは?
「アクティブシニアの健脚ライフをサポートし、健康寿命を伸ばすことです」
ーーイチオシポイントは?
「三輪タイプの歩行車で座面があり、かつ折りたためる機能を開発した日本初の商品という部分です」
ーー今回の新商品誕生の経緯は?
「男性が歩行補助車を使用して外出する機会を増やしたく思い、そのため、外出するきっかけになるような商品作りがしたいと考えました。また、シルバーカーではなく、男性が使用してもかっこよいと思わせるデザインを目指しました。座面付きにしたのは、お客様の要望が多かったからです」
ーーユーザーへのメッセージは?
「歩くこと、外出することはフレイル対策につながります。デザインと操作性のよい歩行車で、街の皆さんにも自慢しながら歩行してほしいです」
歩行車選びの幅を広げてくれる期待の新製品、自立歩行にやや不安を感じてきたという方は、ぜひ、チェックしてみてはいかがでしょうか。