副業を経験し、現在はフリーランスの肉乃小路ニクヨさんが語る、副業・フリーランスの「向き不向き」

【第1回から読む】経済愛好家・肉乃小路ニクヨさんが「厚化粧好きの人に好かれる」ことが転職市場で価値があると言う理由

『確実にお金を増やして、自由な私を生きる! 元外資系金融エリートが語る価値あるお金の増やし方』 (肉乃小路ニクヨ/KADOKAWA)第3回【全5回】

「ドラァグクイーン」の全国大会的イベントで優勝経験を持ち、「ニューレディー」という肩書を名乗る肉乃小路ニクヨさん。 20~40代前半まで、証券会社・銀行・保険会社といった金融機関を渡り歩いてきて、今現在も、毎日2時間経済ニュースをチェックする「経済愛好家」だといいます。

初の書籍となる『確実にお金を増やして、自由な私を生きる! 元外資系金融エリートが語る価値あるお金の増やし方』 では、その経歴・知識を惜しみなく伝授、お金の増やし方を教えてくれます。

本稿では、「ニクヨ式」お金を稼ぐ術、そしてお金を増やすマインドをご紹介します。

※本記事は肉乃小路ニクヨ著の書籍『確実にお金を増やして、自由な私を生きる! 元外資系金融エリートが語る価値あるお金の増やし方』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。


体力的に余裕がなければ副業はしない方がいい

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サラリーマンの給料は出世して上げるのが基本だけど......

サラリーマンは本業で出世をしていくのが一番の収入アップであることは間違いありません。ただ場合によっては副業で稼ぐというのもありだと思います。それは本業がこれから発展する見込みがなく、給料も上がる見込みもあまりない場合です。

じゃあ転職すればいいのでは?とも思いますが、今働いている会社の福利厚生が充実していたり、職場環境が良く仕事内容も気に入っていて働きやすかったりすると迷いますよね。それに加えて、副業が可能な会社だとします。そういった場合は、今の仕事を続けながら、将来性のある副業に真剣に取り組んで、最終的には副業を本業にする選択肢も出てきます。

私はサラリーマンをしながら、週末に夜の仕事のお手伝い(接客やショウガール)とライターの仕事をしていました。そのまま会社で頑張っても良かったのですが、元々金融業界に入った年齢が遅かったことや、保守的な業界なので独身ゲイ男性としての出世は難しく限界を感じたからです。あと、子どもを残せない自分としては、シンプルに自分の名前の仕事を世の中に残しておきたいという願望もありました。だからサラリーマン時代も二足のわらじを履き続けました。

ただ、こういう生活をすると月の休みの日がゼロということもザラにありました。体調を維持するために日曜は完全オフにしていたのですが、イベントや営業が入った時には日曜も稼働していたので、忙しい時期は休みがなくなりました。また、人と交流する仕事をしていたので、風邪をひきやすくなる時季がありました。それで昼間の仕事でお休みをしてしまったこともありました。

そうはいっても30代後半から40代前半で無理しながらもいろいろ頑張ったおかげで今があります。やりたいことがあって、体力的に余裕があるのなら、少し無理をしても副業に挑戦してみるといいと思います。でも本来の効率を考えるのならば、本業で出世か転職して給与を上げるというのが本命であることは忘れないでください。

 

肉乃小路ニクヨ
経済愛好家、ニューレディー、コラムニスト。
渋谷教育学園幕張高等学校を卒業し、慶應義塾大学総合政策学部へ進学。大学在学中より女装をスタート。大学卒業後は金融業界で10年以上勤務し、お金のプロとして様々な提案を行う。証券会社、銀行、保険会社などを渡り歩き、夜は新宿2丁目の夜の社交場で、人間観察力を磨いてきた。42歳で退職し、その後はフリーランスとして、自分らしく生き、人生をバラ色にするために必要なお金との付き合い方を、多くのメディアで熱く発信する。千葉県出身。

※本記事は肉乃小路ニクヨ著の書籍『確実にお金を増やして、自由な私を生きる! 元外資系金融エリートが語る価値あるお金の増やし方』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。
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