「コスメカウンター、どこにどんな顔して行ったらいいの?」大ヒット美容マンガ『続メイクがなんとなく変なので』著者に聞く、年を重ねてもメイクを楽しむコツ

「コスメカウンター、どこにどんな顔して行ったらいいの?」大ヒット美容マンガ『続メイクがなんとなく変なので』著者に聞く、年を重ねてもメイクを楽しむコツ 『メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』(左)、『続メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』(ともにダイヤモンド社)
『メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』(左)、『続メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』(ともにダイヤモンド社)

押し寄せる年齢の荒波に加えて、マスク生活が長かったせいか下がりっぱなしの顔。私の顔、いつから昔と変わってきたんだろう...?

そんな時の救世主となるのが、大ヒット美容マンガ『メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』と、その続編『続メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』 (ともにダイヤモンド社)です。

本シリーズでは、マンガ家の吉川景都さんが、幼なじみである現役美容部員・BAパンダさんに、自分のメイクやスキンケアの「ここが変かも」という悩みをたくさん聞き、その内容を吉川さん自身がマンガ化し、紹介しています。吉川さんの悩みは、私たちがなんとなく気になっていたけどスルーしていたことばかり。長年棚上げしていた、そんなメイクの謎が、本書で解けること必至です!

できれば、鏡で自分の顔をまっすぐ見られるようになりたい...。本記事では、吉川さんとBAパンダさんに、"アラフィフ"がキレイになれるコツを聞きました。

取材・文=吉田あき

コスメカウンターに行くなら平日の午前中が狙い目!?

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『メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』より

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――シリーズ1巻目『メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』に登場する、BAパンダさんの格言「いつも心にガイコツを!」(アイシャドウをキレイに引くには骨を意識しよう、ということ)など、本シリーズ2冊には、メイクが楽しくなりそうな、目からウロコの知識がいっぱいでした。吉川さんは、BAパンダさんからいろいろなアドバイスを受けて、どうでしたか?

吉川景都さん(以下、吉川):一番驚いたのは「ファンデが多い」ですね。アラフォーになって、年齢を隠そうとしていっぱい塗ってたら、その半分以下でいいと言われて。薄くつけてみると、最初は不安だけどキレイにカバーできるし、崩れにくくなって。

BAパンダさん(以下、パンダ):少ないほうが正しいというより、適量がそうだっただけ。50代以上の方の場合、時短でメイクしたいという方も多いんですけど、適量・適材適所のほうが効率良く、崩れるリスクが低いです。シワとかほうれい線とか凹凸がある場所はファンデーションが溜まりやすいので、ハイカバーのものを薄く塗れば崩れにくいし、キレイです。その方によってメイクの崩れやヨレの要因は様々ですが、崩れやすいところこそ薄めにカバーできるようなアイテム選びが重要です。

――人によって違うということは、自分にあった方法はやはりデパートなどのコスメカウンターで聞くのが良さそうですね。でも正直、コスメカウンターは、吉川さんの本作の肩書「コスメカウンターが怖いマンガ家」と同様、ハードルが高いです。メイクに自信がないから伏し目がちになって、つい感じの悪い客になっちゃいます...。

パンダ:全然大丈夫です! むしろ、そんなメイクに対する不安を解消するために、私たちBA(美容部員)は店頭にいるんです。いつものメイクで来ていただいてそのメイクに合わせた提案もできるし、ノーメイクなら(メイクを落とすひと手間がない分)すぐ試してもらえるし。ビフォアアフターの写真を自撮りする方もいらっしゃいるし。とにかく気負わず、気軽に来ていただきたいんです!

吉川:でも、カウンターってやっぱり若くてキレイなお姉さんがいっぱいいるから、自分もお化粧していくぞ、みたいな気持ちになるかな。ノーメイクで突っ込んでいく勇気はないかも。

パンダ:うーん、もし人目が気になる、ということなら、平日の午前中は比較的ゆっくり試せる時間帯です。会社員や学生はやはり夕方以降に来ることが多いので、ゆっくりとメイクの色を見たり、最新の美容知識をBAとの会話で取り入れて、カウンセリング後、お友だちとのランチで情報交換して、新しく買ったメイク品の色を披露して楽しむのもおすすめです。

――それ、いいですね。でも、どのブランドのカウンターに行くか、どうやって決めたらいいでしょうか。最近はアットコスメストアとか、いろんなブランドが並ぶ便利なお店もありますけど。

パンダ:たしかに、ああいうお店はブランドの垣根を超えて商品を比較できる場ではあります。そこでなんの前知識もなく、ひとりでお悩みを解決するアイテムを探すのは難しいかとは思います。「使いたい色」や「使いたいシーン」、「好きなブランド」など、何か1つ決めて行ったほうがお買い物はしやすいはずです。BAに相談もできるお店が多いので、悩んだら相談してほしいです。

吉川:私も以前はそうでした。カウンターに行くのが怖いからドラッグストアでちょっといいやつを買って。最初は良かったけど、自分の顔つきが変わってきたとき、何をどう変えていいのかわからなかった。どのブランドでもいいから、とりあえず1つ決めてカウンターに行くことが、変わるきっかけになる気はしますね。

パンダ:メイクこそ、PDCA(計画・実行・評価・改善)! トライアンドエラーを重ねることで、次に買うべきものがわかります。ただ、自分の肌や顔はいずれ変わるし、季節によっても変わるので、短いサイクルでPDCAを回すのがコツ。その時々で肌に使うものを変えることが大切です!

 
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