「コスメカウンター、どこにどんな顔して行ったらいいの?」大ヒット美容マンガ『続メイクがなんとなく変なので』著者に聞く、年を重ねてもメイクを楽しむコツ

いろいろ買うなら、ベースメイクから揃えるべし

「コスメカウンター、どこにどんな顔して行ったらいいの?」大ヒット美容マンガ『続メイクがなんとなく変なので』著者に聞く、年を重ねてもメイクを楽しむコツ makehen_150.jpg
『メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』より

――PDCA...ですね! 「自分のメイクがぜんぶ変」と思う私は、いったい何から揃えればいいんでしょうか。全部買うのはお金がかかりそう...。

パンダ:せっかくお金を払うのなら、まずはベースメイクとスキンケアから始めてみたらどうでしょうか。まずはメイクの土台をしっかりさせれば、さらに、ご自分の好きなポイントメイクが使いやすく楽しみやすくなります。せっかく好きな色のアイシャドウを購入してもベースメイクがうまく乗っていなければ、思い通りの発色にはなりません。ファンデは毎日のように変えなくてもメイクは楽しめるのでコスパがいいアイテムです。百貨店のブランドでベースメイクを揃えても3万くらいで、3カ月ほど持つのが多いです。

――1カ月1万円の計算ですね。ちなみに、安いプチプラをアラフィフが使ってもいいんですか?

パンダ:ご自分の悩みや要望がそのアイテムで叶うのなら、値段は関係ないとは思います。高価格帯のものは守備範囲が広いものが多いのが特徴です。あとは一口に「デパコス」と言われる百貨店のブランドの中でも、数千円のものから数万円に至るまで値段は様々。ご自分の予算にあったブランドを探して、BAに相談すると、ご要望とお悩みに合ったアイテムを探してくれます。コスメカウンターでは、「ふっくらさせたい」「厚塗りには見えないようにしたい」など、しっかり要望を伝えてほしいです。

吉川:私は「どうなりたいっつってもこの自分だからな...」と思ってしまうほう。プチプラなアイシャドウは粉っぽいことが多いからイヤだとか、使い心地から入ってもいいのかな。

パンダ:ベタベタするのがイヤ、とか。「嫌いな色ありますか」とか、マイナスな部分を聞くこともあります。絶対使いたくない色とかアイテムって、けっこうあるものだから。

吉川:たしかに。「どうなりたいですか」って聞かれるとよくわからないけど、「こういうのは苦手」っていう方向なら考えやすい。

――吉川さんは、BAパンダさんからいろいろアドバイスを受けて、スキンケアやメイクボックスの中身は変わりましたか?

吉川:私は以前まで、高いのを買えば間違いないだろうっていう謎の思い込みがあって。でもパンダさんのアドバイスを聞くようになったら、「ここならお金をかけても良さそう」っていうのが少しずつ見えてきたんです。逆に「リップはいろんな色を試したいからプチプラでいい」とか思える。それでも、パンダさんにたまに見てもらうと、なんでこれ買ったの?って言われますけど(笑)。

パンダ:アイシャドウパレットで一番使える中間色が全然減っていなくてもったいない! と思いました。

吉川:私のアイメイクは毎回同じ仕上がりだけど、私のもっているコスメでパンダさんがアイメイクをすると、全然仕上がりが違うんです。修業のしがいがあるジャンルだなと。まだまだ先は長いね。

 
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