朝は夫婦で、ゆっくりと。具だくさんスープで始まる一日/ふたりのごはん(1)

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日々健康で明るく過ごすための源となるのは、「食べ飽きないふだんのごはん」。ですが、飾らない家庭料理ほどごまかしがきかず、意外と難しいですよね。新鮮な素材選び、調理のひと手間、火加減......。特別な素材や技術がなくても、ほんの少しの工夫で、ぐっとおいしく仕上がるものです。

本書『ふたりのごはん』では、ホテルオークラ元総料理長の根岸規雄さんと料理研究家の石原洋子さんご夫妻が、日々の食卓を紹介。旬の素材を基本的な調味料でおいしくいただくアイデアの数々を学び、シンプルかつ豊かな食生活を楽しみましょう。今回は1回目です。

◇◇◇

朝昼晩のごはん

私たちのふだんのごはんはごくシンプルです。仕事をしていたときは、家で食事することはほとんどありませんでした。今は毎日決まった朝ごはんをゆっくりいただき、昼は軽めに、夜はあっさりしたものを中心にいただきます。料理はそれぞれできる方が作ることもあれば、一緒に作ることも。家で食べる良さを味わっています。(規雄)

まだ仕事を続けているので、仕事のときは食事が不規則になります。ただ、一緒に朝ごはんをいただく習慣は、主人がホテルを退職してから続けています。朝はいつも変わらぬメニューが安心ですし、健康維持のために取り入れているものもあります。家できちんとしたものを食べるのは基本だと思いますし、年齢が高くなったので、普段からなるべく健康にいいものを食べるよう心がけています。(洋子)

 

具だくさんのスープは元気のもと

残った野菜や、オートミルや雑穀などの穀物を入れて、多品目の野菜スープを一度にまとめて作り、何回かに分けていただいています。近所に住む孫たちにも食べさせたくて、多めに作り、半分以上は孫たちの家に届けています。ただ野菜を小さく切って煮込むだけなので、ぜひ作っていただきたいですね。(規雄)

 

〈13品目の野菜スープ〉

【材料】(作りやすい分量)
キャベツ...1/4個
玉ねぎ...1個
じゃがいも...2個
にんじん...1本
えのきたけ...100g
ズッキーニ...1本
ピーマン...1本
セロリ...1個
とうもろこし...1/3本
トマト...2個
大豆水煮...80g
オートミル...20g
パスタ...30g
水...700ml
塩...小さじ1 1/2
*好みで季節の野菜を加えてもよい。材料.jpg

 

【作り方】
1. 野菜は全て7〜8mm角に切る。縺オ縺溘j縺ョ縺薙y縺ッ繧鍋判蜒・futarigohan_p018_01.jpg
2. 鍋に切った野菜と他の具材を入れる。縺オ縺溘j縺ョ縺薙y縺ッ繧鍋判蜒・futarigohan_p018_02.jpg
3. 水、塩を加えて火にかける。沸騰したら弱火にして20〜30分煮る。縺オ縺溘j縺ョ縺薙y縺ッ繧鍋判蜒・futarigohan_p018_03.jpg

 

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このスープは色々な味が混じりあって、とてもおいしいんです。こういうスープが1品あると、ほかに栄養が足りなくても安心できます。ただ、孫たちは野菜がそれほど好きではないので、このスープを作っていると主人は「ジージ、ストップ!」と言われていますよ。それ以上作らないで、という意味です。体にいいので食べてもらいたいのですけどね。(洋子)

次の記事「ホテルオークラ元総料理長が作る「朝食」とは? 梅肉入りスムージーでビタミン補給/ふたりのごはん(2)」はこちら。

撮影/南雲保夫

根岸規雄

1941年、埼玉県生まれ。東京YMCA国際ホテル専門学校卒業後、ホテルオークラ東京の料理人に。開業以来50年にわたり腕をふるい、第四代総料理長(2001〜2009年)を務める。フランス農事功労賞シュバリエ受章。現代の名工受賞。学校法人北陸学園理事。著書は『ホテルオークラ総料理長の美食帖』(新潮新書)。

 

石原洋子

料理研究家。自由学園に学ぶ。卒業後は、家庭料理、中国料理、フランス料理など各分野の第一人者に学び、料理家のアシスタントを務めたのち独立。自宅で開く料理教室は40年以上になる。確かな技術に基づく指導に定評があり、テレビや雑誌などで活躍中。著書は『本当は秘密にしたい料理教室のベストレシピ』(朝日新聞出版)ほか多数あり。

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『ふたりのごはん』

(根岸規雄、石原洋子/KADOKAWA)
朝食は「世界一のフレンチトースト」。ホテルオークラ東京で総料理長を務めた夫と、メディアでも活躍する料理研究家の妻。食を極めたシニア夫婦が綴る、"ふだんのごはん"の数々。日々試したい献立から、常備菜や保存食、キッチン道具の話まで、食生活を豊かにするヒントが満載。

この記事は『ふたりのごはん』からの抜粋です

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