意外と気を遣うことが多い"女性の呼び方"。「おばさん」と丁寧に言ったつもりでも、「まだおばさんなんて呼ばれたくないのに！」と不快な気持ちになってしまう人も多いようです。世の女性たちは、「おばさん」と呼ばれることについてどう思っているのでしょうか。
おばさんって呼ばれるのには抵抗がある？
「おばさん」と一言で言っても、親戚の「叔母さん」「伯母さん」と、親戚以外の大人の女性を差す「小母さん」といった異なる意味を持っています。まず取り上げるのは、ある掲示板に寄せられた「叔母（伯母）さん」についての投稿。もともと甥に「○○（投稿者の子ども）のお母さん」と呼ばれていた投稿者のAさんですが、投稿者の兄夫婦が「Aおばさんと呼びなさい」と甥に言い聞かせたそうです。
「おばさん」と呼ばれることに抵抗があった投稿者は、「Aさんでいいよ」と甥に指示。しかし、兄夫婦は「Aおばさん」と呼ぶようにキツくしつけ、結局「Aおばさん」と呼ばれるようになってしまいました。
不満げな投稿者に、ネット上では賛否両論の声が。"おばさん"を肯定する人からは「むしろ"おばさん"ってきちんと呼ばれた方がうれしい」「間柄がおばさんなんだからそれが当たり前」「正しい関係性をわからせるためにも正しい敬称で呼ぶべき」との声が上がっています。
一方で、「正しい呼び方とわかっていても、"おばさん"という言葉に下品さを感じてしまう」「名前にちゃんづけで呼ばせてる」「おばさんは絶対いや！ お姉ちゃんって呼んでくれてるよ」と"おばさん"と呼ばせないようにしている人も。"おばさん"という言葉1つでも、人によってさまざまな感じ方があるんですね。
おばあちゃんの呼ばれ方にも違いが！？
また、ネット上では「小母さん」に対するさまざまな意見も。「話したこともない人に『おばさん』って声をかけられて、ぞんざいな感じがした」「美容に気をかけてるのに、簡単におばさんなんて呼ばれたくない」「家族におばさんと言われるたびに、『お姉さんでしょ！ とかママのこと？』って言い直してる」との声が見られます。
最近では「おばあちゃん」と呼ばれるのに抵抗がある人も多いようで、「大ママって呼ばれてる」「〇〇ちゃんとか、かわいく呼ばれた方がうれしい」「孫全員から名前にちゃんづけで呼んでもらってる」という人も。一方で「孫からならなんて呼ばれてもかわいい」「40代で孫が生まれたけど、おばあちゃんって呼ばれてもなんとも思わなかった」といった声も見られました。
人によって感覚の差が見られた"呼ばれ方"。おばさんやおばあちゃんと呼ばれるのに抵抗がある人は、オリジナルの呼ばれ方を考えてみるのも楽しいかもしれませんね。
文／藤江由美