"透明な飲み物"がいまブームになっているのをご存知でしょうか? 一見水のような透明ドリンクは、香りが移った水蒸気を冷却して作られています。今回は、甘すぎずスッキリとした味わいが人気な"透明飲料"のメリットなどをご紹介しましょう。
透明飲料にノンアルコールビールテイスト飲料が登場!
「オールフリー オールタイム」が、6月19日にコンビニエンスストア限定で発売されます。同商品は"透明""ペットボトル入り"なのが特徴のノンアルコールビールテイスト飲料。発売元のサントリービールによると「"ビールらしい味わい"の元になる香りとホップ由来の苦味」でビールらしさを表現し、「炭酸とライムフレーバーでいつでも手軽にリフレッシュできる爽やかな味わい」が楽しめるようです。
いま流行りの"透明飲料"にビールテイスト飲料が登場したことで、SNSなどには「とうとうノンアルまで透明化したんか!」「透明な飲み物増えてきてるけど、まさかノンアルが透明ペットボトルで出るとはな...」といった驚きの声が。透明な上にノンアルコールなので、職場でも気兼ねなく飲める点が注目を集めています。
現在、透明飲料にはレモンティーやクリームソーダ、乳酸菌飲料、そしてカフェラテも登場中。アサヒ飲料から発売されている「クリアラテ」は、すっきりした後味が特徴のエスプレッソ香る透明なラテです。その味わいは「ほどよい甘さで美味しい」「スッキリしてて朝にピッタリ!」と好評。しかし中には「珈琲飴だ」「事実はあるのに思い出がないみたいな味がする」と、独特の言い回しで味を表現する人もいました。
透明飲料のメリットと問題点は?
透明飲料が生まれた理由に、"職場でお茶や水以外の飲み物を飲んでいると白い目で見られるから"や"デスクにジュースのようなものを置くと子どもっぽいから"というものがあります。またSNSには「歯に茶渋がつくのを気にする人に良さそう」「ママが『こぼしても服とかが汚れない』って言っててなるほどって思った」などの声も。透明飲料は様々な理由やメリットから選ばれているようです。
しかし一方で、問題点も浮上中。今年5月、とあるTwitterユーザーが自販機でお年寄りに「ただの水ってどれだかわかる?」と聞かれたということを投稿しました。そのお年寄りは、水だと思って買ったら甘いジュースだった、医師に止められてるのに...と言ったのだそうです。
このツイートが拡散されると、「私も経験ある。自販機で前にいたご年配の婦人に『水がどれかわからないから押して欲しい』って言われて。あまり考えてなかったけど今思うと味付きの水と迷ってたのか」「外国人観光客にもよくある問題らしいですね。日本語が読めないからパッケージの『○○味』表記が読めず、水だと思って買ったら味付きだったというケース」といった声が上がっています。
ほかにも、アレルギーや糖質制限の必要がある人が間違えて飲んでしまう恐れがあるなど、まだまだ問題点のある透明飲料。デザインや表記などで、わかりやすくする工夫が必要なのかもしれません。
文/藤江由美