嫁と姑の関係は難しいもの。嫁姑問題に悩む多くのお嫁さんは、義母からの嫌味や嫌がらせといった「嫁いびり」を受けた経験があるようです。しかし中には、「嫁いびり」はないけれど嫁姑関係が上手くいかないというケースも。パワフルすぎる義母との敷地内同居をコミカルに描いた漫画『お義母さんといっしょ~ドキドキ! 敷地内同居~』をSNSで発信するまむさん(@mamu.0801)もその1人。孫可愛さゆえに大暴走する義母と、過干渉な義母に必死で抵抗するまむさんとの攻防戦は必見! 今回は壮絶な嫁姑バトルを戦い抜いたまむさんにお話を伺いました。
孫の誕生で義母が「孫大フィーバー」に!
『お義母さんといっしょ』第1話より
夫と義母の希望で、義父母の家の隣に新居を建てたまむさん。義父母との関係は良好で敷地内同居もうまくいくと思われたのですが...。義母は孫が可愛すぎるがあまり、周りが何も見えなくなる「孫大フィーバー」に陥っていました。
インターホン連打、大量のLINE...義母の「攻撃」にぐったり
慣れない育児でヘトヘトのまむさんでしたが、何よりも大変だったのは1日に何度もまむさん宅を訪れる義母の対応。幼い娘をようやく寝かしつけた瞬間に鳴り響くインターホンの音、無視すると今度は大量のLINE通知が止まりません。それも気付かぬフリをすると、今度は窓からコンコンコン...。
『お義母さんといっしょ』第5話より
義母の「過干渉問題」を夫に相談するも...
義母の訪問回数を減らしてもらうべく、まむさんは夫・ゆんず君に相談します。しかし、まむさんの苦悩を知らぬゆんず君はこの態度。
『お義母さんといっしょ』第4話より
唯一の頼みの綱であった夫の態度に、まむさんは「もう自分で何とかするしかない!」と決意。彼女はパワフルすぎる強烈な義母と、どのように戦ったのでしょうか?
嫁姑バトルを戦い抜いたまむさんに、当時の心境や漫画『お義母さんといっしょ』についてお話を伺いました。
ーー『お義母さんといっしょ』を描こうと思ったきっかけを教えてください。
「敷地内同居を始めてから義母と和解するまでの生活が辛かった思い出として頭に残っている毎日が嫌で、ふざけた漫画に描き起こして笑えるようにしようと思ったのがきっかけです」
『お義母さんといっしょ』第6話より
「ヤケクソで描き始めた漫画ですが、無事に当時の記憶を楽しかった思い出として脳に上書きすることができています」
ーーこの作品はまむさんの実体験をもとに描かれています。作中ではコミカルに描かれていますが、実際のお義母さんとの敷地内同居生活はいかがでしたか?
「義母と私は全く正反対の性格で(義母は早起きで働きもので人好き、私は怠け者で一人が好き)、お互いの敷地内同居への理想と生活ペースが全く合わず大変でした」
『お義母さんといっしょ』第4話より
「でもお義母さんが毎日家に来てくれたおかげで、ものぐさな私に掃除をかかさずする癖がついたので今はありがたいと思っています」
ーー強烈なお義母さんとの生活を続けられた1番の要因は何だと思いますか?
「夫と建てたマイホームの存在が大きかったです。家を建てたからには何としてもここに居座ってやると思っていました」
ーーまむさんお気に入りのエピソードや印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
「50話の話になるのですが、義母が突然我が家に友人を連れて訪ねてきたことです。初めて会った人達をスッピン&奇抜な寝間着で迎え、そのまま家を見学されることになるとは思いもしませんでした」
『お義母さんといっしょ』第50話より
ーーこの作品はSNSでも大きな反響を集めています。この反響をどう感じていますか?
「恐れ多くもたくさんの方から『面白かった!』とお声を頂けて嬉しい気持ちでいっぱいでした。当時の自分のモヤモヤを笑い飛ばしていただけることが何より幸せです。また、自分と同じようにお姑さんとの関係に悩まれている方もたくさんいることを知って、共に戦っている仲間は世界中にいたんだ! と励まされる次第です」
義母との敷地内同居生活を「笑えるように」と漫画に描き始めたまむさん。その言葉の通り、『お義母さんといっしょ』は義母の行動にイライラするが、なぜか笑えてしまうという新感覚の嫁姑バトル漫画です。嫁姑問題に悩んでいる方もそうでない方も、ぜひ本作を読んで一緒に笑い飛ばしてみてはいかがでしょうか?