人気ガーデナー・水谷昭美さんの暮らしを拝見!「春の庭には百花百色、こころときめく季節です」

静岡県熱海市在住の人気ガーデナー・水谷昭美さん。定期誌『毎日が発見』の連載「暮らしの晴れ間」から、季節を感じ、日々の暮らしをゆったりと楽しむ水谷さんの暮らしをご紹介します。今回は、「花の色を数えてみたら...」をお届けします。

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春風にそよぐガイラルディア。

1輪の中に2色も。花びらのフリンジや丸い花芯も
目を引きます。

花の色を数えてみたら...

4月の庭は花色であふれます。

色鉛筆でいったら12色ではとても足りません。

同じ赤でも、ベリーみたいに明るかったり、オレンジ色を帯びていたり。

青だって、淡かったり、海のように深かったり。

太陽の光が当たれば、またその色味が変わって見えるのですから。

自然の多彩さを心いっぱい楽しみたいと思います。

花壇や窓辺、ドアにも百花百色

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玄関ドアに下げたのは、まっすぐ上に向かう草姿が愛らしいアルメリアのバスケット。

トキワシノブの葉を添えて。

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ほころび始めたモッコウバラ。

満開になると、黄色い小花が手毬のようにひしめき合って、窓辺を覆い尽くすほどになります。

庭に咲く花たちを少しだけご紹介。

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素朴なツルニチニチソウ。

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白い花はたくさんの花びらを抱えたトキンバラ。

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ニュアンスあるピンク色の球根花・ラナンキュラス。

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青い花は我が家の春の定番、矢車菊。

花とフルーツと、日向の匂いに誘われて

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窓を開け放てば庭はリビングの延長。

朽ちたガーデンチェアに花を飾ってみました。

右側の青い花はネモフィラ。

キャンドルに似た赤い花はストロベリーキャンドル。

産毛のような葉を揺らす青い花はニゲラ。

フルーツを花留め代わりにして寄りかからせています。

【4月の定番ランチ】のり尽くしごはん

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炊きたてのご飯にのりをのせて、しょうゆを垂らすだけ。

シンプルだけれど、毎年春になると食べたくなるメニューです。

のりは2種類。

鮮やかな緑色は西伊豆で採れた、風味豊かな川のり。

深い緑色の方は数日間天日に干して乾燥させたはばのり。

おみそ汁にものりを散らして。

取材・文/飯田充代 撮影/斎藤大地

 

水谷昭美(みずたに・あきみ)さん

1951年生まれのガーデナー。静岡県熱海市在住。幼い頃から一途に独学で多くの植物を育て、憧れだった里山暮らしを体現している。熱海市の公園や駅の植栽を手がけたこともある。

この記事は『毎日が発見』2023年3月号に掲載の情報です。

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