でもきっと、この本を開いている人の多くはBのように感じたのではと思います。
本当は、元気なときに休んでもいいのです。
休むのは疲れたときだけ、限界が来たときだけ、なんてことはありません。
でも、これまでちゃんとしなきゃと頑張ってきた人ほどBのように感じやすいのです。
「元気でも休んでいい」と言われてモヤモヤするのは、あなたが休まず頑張ってきたから。
「そんなことできたら苦労しない」と思うのは、あなたがひとりで一生懸命頑張ってきたら。
「そのしわ寄せは誰にいくの?」とイライラするのは、あなたが誰かの分まで頑張っているからです。
頑張り屋さんほど、「平気と無理のラインが分からない」「ほどほどが分からない」という悩みを抱えています。子どもの頃から頑張るのがあたりまえだった人は、休むのが怖いこともあります。
そんなあなたが「平気」と「無理」のラインを見分けるためのポイント、それは「まだ」という言葉。
「まだ頑張れる」と思うときに、やめておく。これが疲れきらないコツです。
「まだいける」と思うときこそ、今日はそこまでにしておく。その方が、明日の調子が良いはずです。
「まだ大丈夫」と思うときは、そう自分に言い聞かせないと動けないほど疲れている可能性がありますから、いったんストップ。その場から離れていいなら離れて、手を止めて休めるなら休憩してくださいね。