「この人なんか苦手かも」初対面での小さな違和感は心を守るサイン/あなたの「しんどい」をほぐす本

人に会った後「ひとり反省会」をして悩んだり、必要以上に他人に気を遣ってしまったり...「しんどい」と感じた時は、心がラクになる考え方を取り入れてみませんか? 『あなたの「しんどい」をほぐす本』(KADOKAWA)は、心理学の観点から「自分なんて」が「自分らしく」に変わる考え方を35のテーマで紹介。今回は本書の中からテーマを厳選してお届けします。心をほぐす言葉と可愛いイラストをお楽しみください。

※本記事はPoche (著)、もくもくちゃん(イラスト)著の書籍『あなたの「しんどい」をほぐす本』から一部抜粋・編集しました。

【前回】何をしたらいい? 頑張り屋さんに必要な一番のストレス解消法

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16 違和感のある人とは無理に付き合わない。
自分の直感を信じよう

・会った後、妙に疲れる

・できれば2人になりたくないと思う

・嫌いじゃないけど、好きじゃないタイプ

・仲良くなれそうにないな、と直感的に思う

・ひっかかる言葉が多い

・行動や仕草が苦手

・なぜか気を遣う

・苦手なアノ人と被る

初対面の相手に対して「あれ?」「なんか苦手かも......?」と小さな違和感を覚えること、ありませんか?

「気にせいかな」と見て見ぬふりをしたり、「初対面で人を判断するのはよくない」と気にしないようにしたりする人は多いのですが、実はこの小さな違和感はよく当たるんです。「これくらいなら我慢できる」という小さな違和感は、いずれ「もう無理!」という大きな違和感に変わり、あなたを困らせます。

たとえば、「なんだか一緒にいると疲れるなぁ」という相手には、あなたが疲れてしまう理由が必ずあるはずです。その理由が分からないまま親しくなってしまうと、「なんだか疲れる」が「とっても疲れる」に変わっていきます。

そうすると、疲れる理由が相手にあるにもかかわらず、すぐ疲れてしまう自分を責めてしまうこともあります。

「ちょっと答えにくいことを聞いてくるなぁ」と思うような相手なら、親しくなるにつれて答えたくないことをガンガン聞いてくる可能性大。その場の雰囲気的に答えないわけにもいかなくて、ひとりになったときに「あぁ、あんなことまで話さなきゃよかった......」と後悔することもあるかもしれません。

あなたの心をチクッと傷つけるようなことを言う人にも、要注意。この小さなチクッは、大きなグサッ!に変化しやすいからです。あなたの心が傷ついて立ち直れなくなる前に、相手と距離をとりましょう。

このように、初対面で感じた「あれ?」は、「やっぱり」という確信に、「なんか苦手かも......?」は「やっぱり苦手!」に変化しやすいのです。

優しい人ほど「第一印象で人を判断するのはよくない」と思ったり、頑張り屋さんほど「良いところもある」と前向きにとらえようとしたり、自身がない人ほど「私の考えすぎかも」「気のせいかも」と自分のせいにしがちです。

でも、誰かに感じた小さな違和感はあなたの心を守るサイン。

もっともっと、自分の直感を信じましょう。

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※この記事は『あなたの「しんどい」をほぐす本』(著:Poche 、イラスト:もくもくちゃん/KADOKAWA)からの抜粋です。

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