鍋の季節になり、白菜を買うことが増えるこの時期。1/2や1/4にカットされた白菜を買うのもいいけれど、丸ごと買うと常温での保存もしやすくコスパもいいため、できることならそのまま買いたいところです。でも、メニューが偏りがちで飽きてしまい、気づけばしんなりしなびてしまう、なんてこともありますよね。
『3分クッキング』2023年1月号の特集「5大冬野菜の新定番おかず33品」には、そんな白菜をフルに活用できるレシピが多数紹介されています。その中で特に気になったのが、ねぎたっぷりの甘酢だれで食べる「豚バラと白菜の重ね蒸し」。白菜も豚バラも糖質が少なく、体重が増えがちな年末年始の糖質オフメニューとしても活躍してくれそうです。早速、作ってみることにしました。
あっさり味にねぎだれがマッチ
「豚バラと白菜の重ね蒸し」
材料(2人分)
白菜........................(4~5枚)300g
豚バラ肉(薄切り)......120g
塩、こしょう............各少々
ねぎだれ
・長ねぎのみじん切り......1/4本分
・しょうゆ、酢、砂糖......各大さじ1
・ごま油........................小さじ1
作り方
1 白菜は葉1枚をそのまま、大きいものは縦半分に切る。半量を重ねて並べ、その上に豚肉を縦に広げてのせ、塩、こしょうをふる。残りの白菜を重ねてのせ、手で軽く押してなじませ、横半分に切る。
2 フライパンに1を並べ入れて水1/2カップを加え、ふたをして中火にかける。肉に火が通るまで8分ほど蒸す。ふたをとり、水気があれば飛ばす。
3 2をさらに横半分に切り、2つ重ねて器に盛る。ねぎだれの材料を混ぜてかける。
◇ ◇ ◇
蒸し煮にした後で水分を飛ばすことで白菜の甘みが凝縮され、さらにそこに豚バラ肉のうまみが加わって、素材本来のおいしさが引き出され、全力で主張してきます。塩こしょうのみのシンプルな味つけなのに、長ねぎ入り甘酢だれのパンチがある味にも全然負けません。でもお酢の効果か重くはなく、ぺろっと食べ切ってしまいました。
やさしい味つけの重ね煮はたまに作っていましたが、今年はこの「豚バラと白菜の重ね蒸し」が活躍しそう。一気にたくさん作りやすいので、まとめて作っておけば作り置きとしても重宝します。この冬は、白菜の消費が捗りそうです。
調理・文/月乃雫