いざというときカチンコチンにならないために。普段からやっておきたい非常時の備え

突然災害が起こると、どうしていいか分からなくなり心身が凍り付いてしまうことがあります。これを「凍り付き症候群」といいます。この状態にならないために、日ごろから以下の3つを身に着けておきましょう。

前の記事「災害はいつかではなく「明日」起こる...「凍り付き症候群」から脱却するには?(1)」はこちら。

 

凍り付き症候群を防ぐ三つのポイント】

避難する癖をつける

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緊急地震速報が鳴ったら、たとえ小さな揺れでも安全な場所に移動する癖をつけること。空振りでも訓練だと思って日頃から避難している人は、症候群にはなりにくいので、避難癖をつけましょう。

 

在宅避難の生活訓練をする

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避難所は家が全壊した人しか入れないケースが多く、避難所より家で暮らした方がいい場合もあります。自宅のガス、水道、電気、電話など全てを止め災害時状態 で1 日生活をすると、何が必要かが分かります。

 

声を出す

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小さな揺れから大地震になる可能性もあります。揺れたら「地震だ、避難しよう」など声を出しましょう。人間は声を出すと緊張が解け、落ち着きます。他人のため、症候群から逃れるためにも習慣づけましょう。

 

 

◆自宅で非常トイレ体験をしましょう◆
地震後は断水や下水管の損壊で水洗トイレが使用不可能な場合もあります。
非常時に備え、非常トイレをあらかじめ体験しておきましょう。

1803p007_04.jpg便座を上げて、ゴミ袋(大)をかぶせたら、便座を下げる。

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ゴミ袋の中にポリ袋(小)かレジ袋を広げて、入れる。

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ポリ袋の中に、凝固剤または、ちぎった新聞紙などを入れる。

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用を足したらポリ袋の口を縛って、別の袋にまとめる。

 

次の記事「電気はつける? 消す? 地震直後にやってはいけない5つの行動(3)」はこちら。

取材・文/中沢文子 イラスト/いなばゆみ

山村武彦(やまむら ・たけひこ)先生

防災・危機管理アドバイザー。防災システム研究所 所長。世界の災害の現地調査、研究を実施。日本各地で2,300回以上の講演、報道対応、執筆活動を通じ防災意識啓発に取り組む。大企業などの防災アドバイザーとして事業継続計画、防災・危機管理マニュアルの策定など、災害に強い企業・街づくりに携わる。「スマート防災災害から命を守る準備と行動(ぎょうせい)」など著書多数。

この記事は『毎日が発見』2018年3月号に掲載の情報です。
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