電子レンジ、いつも「温め機能」だけを使っていませんか? 「温め」だけなんてもったいない! 電子レンジを使えば減塩&減油調理が可能。また、少人数の料理をおいしく仕上げるのに最適なのです。料理研究家の村上祥子さんに、電子レンジを調理に活用する方法を教えてもらいました! 今回は知っておくととっても便利な電子レンジの小ワザをお伝えします。
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保存容器や空き瓶の減菌
〈保存容器の滅菌〉
樹脂容器1個(500~700㎖容量)のふたをはずし、電子レンジ600Wで1分加熱する。
〈空き瓶の滅菌〉
瓶1本(450㎖容量)のふたをはずし、電子レンジ600Wで1分加熱する。
レモンを最後まで絞る
レモン1個(80g)を丸ごと、電子レンジ600Wで1分加熱します(ラップは必要ない)。皮と果肉がぐんと軟らかくなって、生のままより30%も多く果汁が搾れます。ゆず、すだち、かぼすなども同様に。ただ、レンジから出した直後は熱くなっているので気を付けて搾ります。
にんにくの薄皮がするりとむける
にんにく1個をそのまま、電子レンジ600Wで1分加熱します。加熱後は薄皮がするりとむけて、においも抑えられます。
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<教えてくれた人>
村上祥子(むらかみ・さちこ)さん
料理研究家・管理栄養士。1942年、福岡生まれ。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部・食・健康学科客員教授。食材の持つ力で健康寿命の延伸を図る研究に関与する同大学にある「村上祥子料理研究資料文庫」で50万点の資料が一般公開されている。