声のチカラで日本を元気に!をミッションに、「声」を磨く声磨き(R)の普及啓発を推進している「一般社団法人日本声磨き普及協会」が、アクティブシニア(60~80代)の方を対象に『のどを鍛える健康声磨き(R)講座』を全国で続々と開講し、注目を集めています。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い話す機会が激減したことから、声・のどの不調を訴えるアクティブシニアが増加。
のどの衰えは発声だけでなく、物を飲み込む嚥下機能の低下も招くそうで、誤嚥性肺炎で亡くなった人は年間約4万人(2019年厚生労働省調べ)、2030年には約12万人まで増えると推定されています。
呼吸・嚥下・発声の3つの機能が集中しているのどを鍛えることで、シニアにとっては口内環境の改善・嚥下機能向上・呼吸機能改善・転倒予防などの副次効果が期待できます。
さらに、自己表現のツールである「声」に向き合いトレーニングを重ねていくことで、ハリのある声を手に入れて自信を取り戻す人も多いのだとか。
このように、「健康声磨き(R)」は、シニアライフの自己効力感を高めQOL(クオリティオブライフ)を保つ一助となっています。
「健康声磨き講座」ってどんなことをするの?
「一般社団法人日本声磨き普及協会」では、日本の学校教育で学ぶ機会がなかった、声の磨き方・話し方を呼吸・発声・姿勢・表情筋・滑舌の観点から体系立てたメソッドに沿って提唱。
正しい姿勢で発音・発声する声磨き(R)を健康づくり・介護予防・生涯学習の一環として活用できるよう、手軽に誰でも無理なく行える「健康声磨き(R)」として確立し、新時代のヘルスケアとして、日本各地で普及啓発を行っています。
のどは生死にかかわる筋肉番付の第3位で、小さな器官でありながら重要な役割を沢山担っているといわれています。
つまり、のどが衰えていくと生きる力が弱くなることに繋がるのです。
「健康声磨き(R)講座」は、各トレーニングがのどを鍛えるために効果的な内容で、器具も用具も着替えも不要、身一つで誰でもいつでも簡単にトレーニングが可能です。
受講者のリアルな声は?
「一人でいる時間が長くコロナ禍で話す機会が少なくなり、声が出づらくなっていたけど、声磨きでのどが軽くなって声を出しやすくなった」 (60代・女性)
「声のかすれがなくなって声が通り聞き返されなくなったので、会話が途切れなくなってストレスがなくなった」(70代女性)
「発声練習の身体の中心軸がしっかりしてきたおかげで、ボーリングのスコアが向上した」(60代・男性)
「コーラスで声が出なくなったので、そろそろ引退かと思って藁をも掴む思いで受講したが、2回の受講で声が以前のように出るようになってきたので、今年も発表会に参加する勇気が出てきた」(80代・男性)
など、受講者は「声が出しやすくなった」というだけでなく、ストレスがなくなったり、勇気が出たりと声以外の面にもポジティブな効果を感じているようです。
2022年7月期も新たに12か所のカルチャースクールが新規開講予定で、全国計30か所での開講となります。
「年齢を重ねて声が出づらくなってきた」「滑舌が悪くなってきた」「話す機会が減って口が動きづらい」「最近声にハリがなくなった」「むせやすくなってきた」等、コロナ禍で声を出さない生活を送り、声・のどの悩みを抱える人は体験レッスンに行ってみるのもよさそうです。
「センター名 声磨き」で検索して、インターネットからの申し込みも可能です。