アルカリ性の万能洗剤、オキシクリーンを知っていますか? 布類の汚れ落としやキッチン、水回りなど住まいのさまざまな汚れに便利に使えます。そこで今回は、家事アドバイザーの山﨑美津江(やまさき・みつえ)さんに、「オキシクリーンを使った水回りの洗い方」を教えてもらいました。
【前回】万能洗剤「オキシクリーン」を使った「キッチン道具」の洗い方。油汚れやたんぱく質汚れにも力を発揮!
水回り
洗面所、お風呂、キッチンなどの水回りは、水分を含んだぬめり汚れが多い場所。洗濯槽や排水口は、菌が繁殖しニオイの発生源になっています。
水回りは定期的な掃除でカビやニオイを防ぎましょう!
洗濯槽・風呂釜の汚れ
湯10Lに100g
【洗濯槽】
1.お湯(風呂の残り湯)を洗濯槽の最高位までため、オキシクリーンを指定量入れて3分攪拌。ふたをして3時間~ひと晩放置。
2.5分ほど攪拌して、浮いてきた黒カビをネットですくう。汚れが出なくなるまで、すすぎと脱水を2~3回繰り返す。すっきりしないときは、クエン酸を入れてすすぎを。
※1〜2カ月に1回は洗濯槽の掃除を。
【風呂釜】
1.残り湯を風呂釜の穴より5cm上に調整し、オキシクリーンを指定量入れてかき混ぜる。40度まで追いだきしながら風呂釜に循環させる。ふろのふたやいすも入れて3時間~ひと晩放置。
2.3分追いだきしてから、ふたやいすの汚れをブラシで落とす。排水し、風呂釜の穴にシャワーで勢いよく水をかけて洗い流す。汚れが多い場合はもう一度お湯をためて5分ほど追いだきする。
※ヒノキ、大理石、24時間風呂では使用しない。
排水口のぬめり
湯400mlに大さじ2
【キッチンの排水口】
1.排水口にお湯を200ml注ぎ入れて排水口の温度を上げる。オキシクリーンを指定量ふりかける。
2.お湯200mlを少しずつ回しかけ、しゅわしゅわと発泡するオキシクリーンを排水口のパイプの内側に貼り付ける。そのまま1時間~ひと晩放置。お湯で洗い流す。
【浴室の排水口】
上記の「キッチンの排水口」と同じ方法で。
頑固な汚れ
ペースト:湯50mlに大さじ5
ゴムパッキンの汚れやタイルの目地のカビなど、頑固な部分汚れには「ペースト」を塗ってつけおきをします。
1.黒ずみ汚れやカビに「ペースト」を塗る。
2.ラップをして20分ほど放置。ハブラシで汚れをこすり、水で洗い流す。
※ゴムパッキンの中に入り込んで変色したカビ汚れの除去は難しい。
《キッチンの油汚れにも》
湯3Lに大さじ1
キッチンの床の黒ずみ汚れや、コンロ周りの油汚れは、指定量の溶液をつけたクロスで拭き取るとすっきりきれいに。
取材・文/米原晶子 撮影/原 努