寒い季節にだけ味わえるゆずと柿。かごで買ったけど食べ切れない、庭木にどっさり実った...そんなときはジャムがおすすめです。今回は、料理研究家でライフスタイルクリエイターの谷島せい子さんに「手作りジャムの瓶詰めの方法やラッピングの仕方」について紹介してもらいました。
【前回】冬の果物で保存食を作りましょう。レンジで簡単! あっという間に完成する「柿ジャム」/今月のメモ
谷島さんのキッチン脇の棚には、いろいろな果物のジャムがずらり。
手作りジャムがあれば、毎日のお茶の時間も楽しくなります。
瓶詰めにすれば2〜3カ月保存できます
手作りジャムの贈り物
谷島さんが、手作りジャムをプレゼントするときに役立つ、衛生的な瓶詰めのしかたを教えてくれました。ポイントは瓶の煮沸消毒と、新しいふたを使うこと。家で瓶の中を真空状態にすることはできませんが、この一手間をかければ、冷蔵庫内で2~3カ月保存できます。
※保存期間は目安です。保存状態などにより異なる場合もありますのでご注意ください。
(1)まず鍋に湯を沸かし、耐熱性の密閉瓶を3分ほど煮沸消毒。複数あるときは、布巾を挟んで破損を防ぐとよい。
(2)煮沸した瓶にジャムを注ぎ入れる。瓶の縁に付いたジャムをそのままにすると、カビが生えやすいので注意。
(3)ジャムを注ぎ入れたら、すぐふたを閉める。閉め加減が甘いとすき間から空気が入るので、しっかりと。
(4)作った日付を書いたラベルを貼るのも大切なこと。冷蔵庫で保管してね...と一言添えればなお親切。
端切れやリボンで...
12月はクリスマス柄の端切れを使ってラッピング。小さな松ぼっくりも添えて。
《瓶のふたとゴムパッキンは新しいものを》
ふたとゴムパッキンは何度も使い回すと劣化するので、その都度新しいものを用意すると安心。インターネット通販などでも購入できる。
取材・文/飯田充代 撮影/齋藤ジン