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あなたは自分の時間を有効に使えていますか?
仕事時間を1日10分短縮できたとすると、1年間で40時間の短縮になります。すると5年で200時間、そして10年では400時間も短縮できるのです!
時短術の集大成となる1冊「時短術大全」から、ビジネスに役立つテクニックを連載でお伝えします。
未来のために、今できる小さなことから始めてみましょう!
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前の記事「あえてキリの悪いところで帰ると仕事が早く終わる~時短の逆転発想/時短術大全(14)」はこちら。
◎業務時間を短縮する逆転の発想
1.誰でも同じ結果になる仕事に時間をかけない
簡単な仕事は短時間ですませ、重要な仕事に時間をかけなければいけない。
どんな仕事にも全力を尽くすべきだが、フォーマット化された見積書や契約書の作成をはじめとした、誰がやっても同じ結果になるルーチンワークを、いかに短時間ですませるかが、全体の仕事の効率化に大きく関わってくる。
まずは、自分が取り組んでいる仕事が本当に重要なのか、見直すところから始めてみよう。そして、仕事の難易度に応じて段取りや時間配分を考え直すことで、より大きな結果へとつなげていくのだ。
2.「優先順位」にこだわりすぎない
さまざまなビジネス書では、仕事に「優先順位」をつける大切さを説いている。これは理想論として決して間違ってはいないが、それにこだわりすぎると、かえって仕事に取りかかるのが遅れてしまい、本末転倒になりかねない。
実際に仕事を始めてみると、常に予期せぬことが起こる。優先順位を考えていたときには想像すらしなかったことが、唐突に発生するものだ。
そうしたときはいったん気持ちをリセットし、柔軟な思考で対応していくことが大切といえるだろう。
3.休日にはあえて平日と同じ時間サイクルを保つ
休みの日に朝寝坊するのが楽しみという人もいるかもしれないが、休日も平日と同じ時間サイクルで過ごしてみたらいかがだろうか。起きたら昼近くだったという状態では、ぼうっとしたまませっかくの休日が終わってしまう。
寝だめという言葉があるが、これは身体のために何の効果もないどころか、余計に眠ったことで生活のリズムが崩れ、回復まで時間がかかるという。休日にリラックスして過ごす程度の寝坊ならいいが、起きられないほどだったら、平日の眠りが足りず疲労が蓄積していると考えられるので、生活パターン全体を見直そう。
休日も平日と同じ時間サイクルを保つことが、かえってオンとオフの切り替えをはっきりさせ、活力を生み出すことになる。
次の記事「自分へのご褒美でやる気をアップ!~やりたくない気持ちを改善/時短術大全(16)」はこちら。
(生産性改善会議 / KADOKAWA)
本書は仕事に関する時短術を集めた、集大成となる1冊。時間の使い方が圧倒的にうまくなる411のテクニックを集めました。仕事が早いか遅いかは、知っているか知らないかの違いだけ。時短術を活用することで、少しずつ自分の時間は増えていきます。そして、その効果は必ず将来あらわれます!