各種のミネラルやβカロテン、ビタミンCなどを豊富に含む「梅」。レモンと並んでクエン酸の含有量が高く、疲労回復効果も絶大です。今回は、管理栄養士で料理研究家の村上祥子さんに教えていただいた「村上式・梅しょうゆ」を使った爽やかなメイン料理のレシピをご紹介します!
さっぱりとした食べやすいお総菜です。
「なすとししゃもの揚げびたし」
1人分199kcal/塩分1.4g
材料(2人分)
なす...2本
ししゃもの干物...6尾
揚げ油...適量
(A)湯...100ml
(A)和風だし(顆粒)...小さじ1/4
(A)梅しょうゆ...大さじ2
長ねぎの白いところ(せん切り)...3cm分
作り方
① なすはへたを落として乱切りにし、ししゃもと共に170℃の油で揚げる。
② Aを合わせ、①を加えて4~5分浸し、器に盛り、ねぎをのせる。
冷蔵で4日間、冷凍すれば1カ月保存できます。
「和風ローストビーフ」
1人分345kcal/塩分1.2g
材料(2人分)
牛もも塊肉...300g
塩...小さじ1/4
サラダ油...小さじ1
(A)梅しょうゆ...大さじ2
(A)酢...大さじ1
(A)砂糖...小さじ1
(A)赤とうがらしの輪切り...少々
レタス...1枚
万能ねぎの小口切り...少々
作り方
① 牛肉は冷蔵庫から出して表面の水けを拭き取り、塩をすり込み、室温に30分おく。
② フライパンにサラダ油を入れて中火で温め、①の水けを拭いて入れ、全体に焼き色を付ける。
③ 鍋に水6カップ(分量外)を沸騰させて火を止め、水1カップ(分量外)を注いで温度を80℃にし、②を入れ、ふたをして30分おく。これで、ミディアムに火が通る。
④ ポリ袋にAを入れ、③の水けを拭き取って加え、口を閉じ、冷蔵庫で4~5時間おいて味をなじませる。牛肉の漬け汁を切って薄切りにする。
⑤ 手でちぎったレタスに万能ねぎを混ぜ、④の牛肉を器に盛り、④の漬け汁を添える。
★おさらい
村上式 梅しょうゆの作り方
梅の爽やかな風味にみりんのマイルドさが加わった梅しょうゆは、テーブル用として大活躍。
減塩にも役立ちます。
冷凍梅と電子レンジを使えば、漬け込み半日で梅のエキスがしょうゆに浸出します。
材料(450ml瓶1本分)
冷凍梅...100g
しょうゆ...200ml
みりん...50ml
①瓶に梅を入れ、しょうゆとみりんも注ぐ。
②ふたはしないで電子レンジ600Wで30秒加熱する。
③浮き上がり防止にラップをじかにかぶせ、ふたをする。常温に12時間おいたらできあがり。
●冷蔵で1年間保存可能
取材・文/石井美佐 撮影/スタジオCOM(中野正景・江口 拓)