大人世代になると生活が固定化して、脳の中の決まった箇所ばかり使っているという人も多いのでは? でも逆に脳の使い方のクセで、言動に影響を与えていることも......。今回は脳内科医で医学博士の加藤俊徳(かとう・としのり)先生に、脳の使い方のクセについて教えていただきました。
脳には8つの働きがあります

(1)思考系
ものごとを決断する脳の司令塔

(2)感情系
感情を生み出し表現する。他者の感情も読み取る

(3)伝達系
コミュニケーションを通じて意思疎通を行う

(4)理解系
複数の情報を整理して理解する

(5)運動系
自在に体を動かすことを司る

(6)聴覚系
耳で聞いた言葉や音を脳に集める

(7)視覚系
目で見たことを脳に伝える

(8)記憶系
新しい情報を蓄積し、好きなときに取り出して活用する

得意を見つけてから、不得意を強化しましょう
「脳は70代、80代になっても成長します。自分の脳に興味を持ち、素直な気持ちで日常に変化を加えると活性化するんですよ」と、1万人以上のMRI脳画像診断を行ってきた加藤先生。では、活性化させて若返らせる方法とは?
「脳には同じような働きをする、神経細胞の集団があります。それぞれの働きに合ったトレーニングをすることが大事ですね。ただ、個々人の顔が違うのと同じように、脳の働きにも個々人で個性(得意・不得意)があります。まずは自分の脳の個性を知った上で、それぞれを強化してください」
強化する際は、強みを伸ばしつつ、苦手を克服するのが理想。弱みは強みとの合わせ技で育ちます。
「人生を積み重ねてきて、脳にひとつやふたつの強みは必ずあります。例えば主婦の方は、変化に強い脳を持っていますよ。家事は8つの働きをまんべんなく使う、優れた行動だからです。ただし、工夫を怠って、マンネリ家事をしていると脳は衰えます。」
早速若返りトレーニングを、ひとつひとつ習慣にしていきましょう。




