「1年どころか、もう10年は着ていないけれど、捨てるのはもったいない...」。そんな服がクローゼットに詰め込まれている人も、意外と多いかもしれません。年末はそんなクローゼットをすっきりさせるチャンス! 今回は、やましたひでこさんにクローゼットの断捨離のポイントを教わりました。着たい服だけが並ぶ気持ちの良いクローゼットで新しい年をスタートしてみませんか?
この記事は紙&WEBマガジン『毎日が発見』2024年12月号に掲載の情報を再構成してお届けします。
着たくなくなっている服を認める
捨てる目安として分かりやすいのはまず破損、ほつれ、色落ち、シミや汚れなどがある服。服としての寿命を終えています。次は長期間着ていない服。流行は巡るのでとっておくという考え方はやめましょう。次の流行はいつかも分かりません。寿命を全うしたと思って感謝して捨てます。2シーズン着なかった服もその次に着る機会はぐっと減っているはず。まだ洋服は傷んでいなくて、もったいないと思っても、着ないほうがもったいないのです。早めに人に回すなりして処分を。「この服を着て外に出かけたくなる」、または「人に会いたくなる」という気持ちにさせるような"旬"の服だけを残しましょう。
洋服の断捨離は、単なる片づけにとどまりません。どんな服を捨てればよいのかというより、今後の自分にふさわしいのはどんな服なのか、その背景にある自分と服との関係を見直すことが重要です。そうすることは服の選択だけでなく、新しい自分を作り、人生を飛躍させる方法になります。

同じようなシャツやプルオーバーは本当に必要? 扉を開けると心がときめく服ばかりが並ぶクローゼット作りを目標に。



服は旬のモノと考えて、どんどん新陳代謝させるのが理想的。




