【雑学】クロワッサンはフランス生まれじゃない!三日月の形にも理由あり

【雑学】クロワッサンはフランス生まれじゃない!三日月の形にも理由あり 14913308_615.jpg

『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』 (多湖 輝/KADOKAWA)第9回【全10回】

子どもを持つ親たちだけでなく、おじいちゃんやおばあちゃんにもぜひ読んでほしい「教養系雑学」。本書『頭のいい子が育つ!子どもに話したい雑学』(KADOKAWA)は、子どもに今すぐ話したい、なるほど「知識」が満載の1冊です。子どもが「へー!」と興味を持つような、面白くてためになる知識が、教科別にわかりやすくまとめて掲載されています。ここで得た新しい知識は、孫との会話の「隠しネタ」になるはず! 今回はこの本の中から、子どもが思わず「すご~い!」と言ってしまう、おもしろ知識や生活の知恵をご紹介します。

※本記事は多湖 輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。

「クロワッサン」はなぜ三日月型なのか?

両端がくるりと丸まった三日月型をしたクロワッサン。カフェオレとクロワッサンの朝食は、オシャレなパリのイメージだが、このパンが生まれたのはフランスではなく、オーストリアの都ウィーンといわれている。

1683年、ウィーンの町はオスマントルコの大軍に包囲されていた。ウィーン市民の命は、もはや風前の灯。ところがある朝、暗いうちから起きて地下室で仕込みをしていたパン屋が、怪しい物音に気づく。それは、トルコ軍が地下道を掘って市内に攻め込もうとしている音だった。

パン屋がすぐさまこれを軍に知らせたことをきっかけに、トルコ軍は撃退された。皇帝レオポルト1世は喜び、パン屋に三日月型のパンを焼くよう命じる。オスマントルコの国旗には三日月が描かれているので、三日月型のパンを食べて「トルコを食っちまえ」というわけだ。こうしてクロワッサンは大流行し、やがてフランスにも広まっていった。

 
※本記事は多湖 輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。
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