<魚>
ドリップを丁寧に拭き取ることで、魚特有の臭みやエグみが取り除けます。生なら2~3週間、下味付きや加熱したものは1カ月程度保存できます。
【生さけ】
下処理でおいしさキープ

<冷凍>
生さけ1切れに対して、酒小さじ1、塩ひとつまみをふり10分ほど置き、表面に出てきた水分をペーパータオルで拭き取る。1切れずつラップでぴったりと包み冷凍用保存袋に入れ、急速冷凍を。
<解凍>
冷蔵庫に移すか、電子レンジの解凍モードを利用して半解凍し、加熱調理を。生のときよりも弱火にし、加熱時間を長くするとふっくら仕上がる。
【さばの切り身】
塩をふって臭みを減らす
<冷凍>
両面に塩少々をふって10分ほど置き、水分を拭き取る。1切れずつラップでぴったりと包み、保存袋に入れ急速冷凍を。
<解凍>
蒸し焼きや味噌煮にするなら、凍ったまま調理を。揚げものに使いたい場合は、電子レンジの解凍モードで半解凍してから使うとラク。
【貝類】
冷凍するとうま味がアップ

<冷凍>
貝類を冷凍する際は、必ず砂を吐かせてから(死んでいるものは取り除く)。砂を吐いたらざるにあけて水気を拭き取り、冷凍用保存袋に重ならないよう並べ、急速冷凍を。
<解凍>
貝類はできるだけ、凍ったまま調理を。解凍すると水分とともにうま味が出てしまうので注意。
<購入後すぐの冷凍がおいしさを保つコツ>
生鮮食品は、買ってきたら時間を置かずに下処理をし急速冷凍を。時間が経ってしまうと、ドリップとともにうま味が逃げてしまうので注意しましょう。
<その他>
余ったそうめんや、ヨーグルト、菓子パンも冷凍すればしっかり長持ち。そうめん、ヨーグルトは1カ月、菓子パンは2週間、冷凍庫で保存可能。
【そうめん】
余ったら即冷凍

<冷凍>
冷凍する際は表示時間より短めにゆでるのがコツ。手でやさしく押してしっかり水気を切り、1食分ずつ冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ。
<解凍>
熱湯を張ったボウルに凍ったままのそうめんを入れ、ほぐしながら解凍を。その後、冷水で洗って。
【菓子パン】
「袋ごと」が正解

<冷凍>
個包装のものは開封せず、袋ごと冷凍用保存袋に入れて冷凍を。個包装でないものは1個ずつラップで包み、冷凍用保存袋に入れて。
<解凍>
あんパンやクリームパンは、半解凍してアルミホイルで包み、トースターで温めると美味。
【ヨーグルト】
砂糖で分離を防いで

<冷凍>
無糖タイプは砂糖を加え、よく混ぜてから冷凍を。砂糖の量は、ヨーグルト100gあたり大さじ1程度。加糖タイプは砂糖を加えなくてOK。
<解凍>
冷蔵庫に移して解凍を。凍ったままおろし金でおろすと、ふわふわのシャーベット状になる。
この記事は紙&WEBマガジン『毎日が発見』2025年9月号に掲載の情報です。
構成・取材・文/和栗 恵 撮影/齋藤ジン イラスト/シュクヤフミコ 栄養計算/成澤文子





