やましたひでこさんに教わる断捨離Q&A。上質なモノの日常使いは自己肯定感アップにも!

とっておきの器こそ普段使いに

気に入らなくても普段なんとなく使っている食器はありませんか?

趣味の違う頂き物、景品やおまけなどでもらったモノ、または色がはげていたりヒビや欠けのあるモノなど。

もし使っても心がうきうきしないなら、いさぎよく捨てましょう。

そしてとっておきの好みの食器を日常使いにします。

そうすることでいいことがいっぱいに。

まず食器の数が減り、食事の時間が好きな食器だけに囲まれた、幸せな時間になります。

普段からうっとりするような食器だけを使い、そこに料理を盛ることは自分自身をもてなすことにもつながります。

大事な食器だからこそ、いままでより扱い方に気をつけるようになります。

収納も空間に余裕をもたせて、美しく飾る気持ちで収めるようにしましょう。

また、食器を厳選するには分類しながら何が必要なのかを知ることが大切です。

まず食器を「皿」、茶碗や小鉢などの「器」、飲み物に関する「ドリンク容器」に3分類します。

そこからそれぞれ何が何個必要か、と自分なりに分類を繰り返します。

たとえば「皿」は大中小を、「器」は大鉢、小鉢、茶碗・椀を、「ドリンク容器」はグラス、カップ、湯のみを各家族分+1というように。

このとき1つでさまざまな用途に使える1器多用の食器を選ぶと数を増やさなくてすみます。

こうして分類していくうちに、本当に必要なモノと量が分かり、減らす判断がつきやすくなります。

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気に入った食器を余裕のある空間に美しく収納。

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たくさん重ねてしまうと、下になった食器が取りにくく、出し入れが面倒になるのでNG 。

<密閉容器、保存容器は種類を絞る>

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保存容器は種類を1つにそろえ、その中で大中小を各2個ずつのように家族の人数などによって絞りましょう。同じ種類だと重ねられてコンパクトに収納できます。足りないときは、場所を取らないジッパー付きの保存袋を活用して。

<カトラリーは家族の人数+1>

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増えてしまいがちなカトラリーは適正数に抑えます。ナイフは大、フォーク・スプーンは大小が家族の人数+1あればOK。来客などで足りない場合は箸で代用。そのために箸は家族分+木の箸や割り箸が何膳かあると安心です。

 

<教えてくれた人>

やましたひでこさん

断捨離(R)提唱者。ヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」から着想を得て日常生活の片づけに落とし込み、だれでも実践できる方法を構築・提唱する。著作・監修多数。12月に『マンガで納得 身につく断捨離(仮)』(KADOKAWA)発売予定。

この記事は紙&WEBマガジン『毎日が発見』2024年12月号に掲載の情報です。

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