(C)ペギー・キュウ
いま、日本でも大人気の台湾の朝食店メニューや屋台の人気スイーツ。そんな魅惑の台湾グルメを家庭で簡単に再現できるんです! 考案したのは、堪能な日本語での料理教室が日本人旅行者から大人気の台湾料理研究家、ペギー・キュウさん。その著書『ペギーさんの台湾朝ごはんとおやつ』から、シンプルなのに美味しい絶品朝ごはんから、ワクワクする見た目のおやつまで、日本のスーパーで買える食材で手軽に作れるレシピを紹介します。 朝ごはんの一番人気、滋味深い豆乳スープやおかゆ、台湾カステラなど、毎日でも食べたい、やさしい本場の味の数々を、おうちの定番メニューに加えてみませんか?
※本記事はペギー・キュウ著の書籍『ペギーさんの台湾朝ごはんとおやつ』から一部抜粋・編集しました。
台湾カステラ
<古早味蛋糕(グーザオウェイダンガオ)>
(C)ペギー・キュウ
焼きたてが一番おいしい台湾カステラ。卵2個でできるからお財布にもやさしい! オーブンから出してすぐ中を割るときの音に耳をすましてください。小さな泡が消えるシュワシュワという音がおいしく焼けている合図です。
材料(約7×18cmの紙製パウンド型1台分)
卵...2個
サラダ油...25ml
牛乳...25ml
薄力粉...30g
A
・コーンスターチ...小さじ1と1/2
・ベーキングパウダー...小さじ1/8
グラニュー糖...大さじ2
レモン汁または酢...少々
コーンスターチ...小さじ1/2
*卵は卵黄と卵白に分ける。卵白は使う直前まで冷蔵庫で冷やす。
作り方
1 オーブンを120℃に予熱する。
2 サラダ油をボウルに入れ、湯せんで75℃まで温める(温度計がボウルに付かないように傾ける)。薄力粉をふるい入れ泡立て器でよく混ぜてから牛乳を加え、さらに混ぜる。卵黄を1個ずつ加え、なめらかになるまで混ぜたら、Aをふるい入れ、よく混ぜる。
(C)ペギー・キュウ
3 別のボウルに卵白、レモン汁と1/3量のグラニュー糖を加え、ハンドミキサーでほぐすように混ぜる。残りの半量のグラニュー糖を加えて高速で混ぜ、全体が白くふんわりとしたら残りのグラニュー糖とコーンスターチを加え、柔らかいツノが立つまで高速で混ぜ、メレンゲを作る。
(C)ペギー・キュウ
4 3のメレンゲの1/3量を2のボウルに入れ、泡立て器で軽く混ぜてから残りのメレンゲを入れ、ゴムベラで底から大きく返すようにして、ムラなくなめらかに混ぜる。
(C)ペギー・キュウ
(C)ペギー・キュウ
5 紙製パウンド型に4の生地を流し入れ、表面をならす。2~3cmの高さから底を台に2回軽く打ちつけ空気を抜く。
(C)ペギー・キュウ
6 120℃のオーブンで35分焼いたら、130℃に上げて10~15分焼く。さらに170℃で焼き目が付くまで5~10分焼く。オーブンから取り出し、台の上で一度持ち上げて軽く落とし、型から外す。
(C)ペギー・キュウ
店頭で売られているチーズ入りのカステラ。大きな型に流し込んで焼き、ナイフで切り分けたら出来あがり。
【ペギーさんのお楽しみ】チーズカステラ
<起司古早味蛋糕(チースーグーザオウェイダンガオ)>
(C)ペギー・キュウ
チーズを挟んだカステラは台湾っ子の定番おやつ。ほんのり甘い生地の中にチーズの香りと塩けが加わり、リッチな味わいに変身!