資産運用益+自分の好きな仕事での収入でサイドFIREを目指そう!/知識ゼロからのサイドFIRE

仕事や子育て、家事をしながら資産を増やすなんて無理!と思っていませんか。『知識ゼロからのサイドFIRE 8年で7000万円貯めた子育てママのお金の増やし方』(KADOKAWA)は、働き方や時間に縛られない自由な暮らし「サイドFIRE」を達成した2児のママが実践した、お金の増やし方(投資、貯金、節約)を紹介した一冊です。4人家族が300万から7000万に増やせたテクを厳選してご紹介します。

※本記事は、まな著の書籍『知識ゼロからのサイドFIRE 8年で7000万円貯めた子育てママのお金の増やし方』から一部抜粋・編集しました。

【前回】資産を形成したいなら早期退職よりも経済的自立がポイント

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●資産の運用益+プチ稼ぎのサイドFIREを目指す

下図のように、FIREは5タイプに大別されます。

「フルFIRE」は完全リタイアで、FIRE後の生活費は基本的に資産の運用益でまかなうことになるので、最初に用意する資産が多めに必要になります。

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それに対して「サイドFIRE」と「バリスタFIRE」は、フルタイムワークはリタイアしますが、FIRE後も自分の時間を優先しながら働くので、その収入があります。

生活費は働いて得た収入と資産の運用益の両方でまかなうことになり、最初に用意する資産が、フルFIREよりも少なくて済みます。

つまり、サイドやバリスタなら、FIRE達成までの時間をフルよりも短縮できるというわけです。

サイドとバリスタの違いは、サイドは自分の好きなことや得意なことを仕事につなげて、企業に属さずにフリーランスで働くもの。

一方、バリスタは自分の時間を優先しつつアルバイトやパートなどで短時間働くものです。

わが家では、自分のやりたいことを仕事にして、フリーランスで働きたいと考えたのでサイドを選択しました。

●サイドFIREなら40歳までにFIREできる!?

FIREの存在を知った当時のわが家は、共働きで稼ぎ、全力で投資をするという生活を続けて4年ほど経ち、約2000万円の資産を持つことができました。

シミュレーションしてみると、2000万円の資産を運用しつつ、なおかつ今まで通り投資にお金を回す生活をした場合、フルFIREに必要な資産額を貯めるのに15年かかるのに対して、サイドFIREなら10年後に達成可能という結果に。

5年も早めることができるのです。

当時、私は29歳。

10年後なら40歳までにFIREできる......そう考えてサイドFIREを選択しました。

もちろん、あくまでもシミュレーション上のこと。

計算通りにはいかないかもしれません。

でもムリだったら途中でやめたっていいし、失敗したって、またやり直せばいい。

「しなかった後悔より、した後悔をしよう!」。

これを合言葉に、夫婦でFIRE達成に向けて共に歩み始めました。

●サイドFIREでストレスのない仕事をして社会とつながる

FIREしたいと思ったきっかけは、「このままこの仕事を続けていいのか?」というモヤモヤにありました。

当初は、今の会社や仕事を辞めたいという思いが強かったのですが、FIREが徐々に現実味を帯びてきたとき、FIREしたあとのことを考えるようになりました。

アメリカの心理学者、アブラハム・マズロー(1908~1970)が提唱する「マズローの欲求五段階説」によると、人にはグループに属して仲間になりたいと思う「社会的欲求」と、そのグループのみんなから認められたいという「承認欲求」があるとのことです。

フルFIREして、「会社」というグループに属さなくなると、社会とのつながりがなくなってしまうのではないかという懸念がわきました。

お金に困らず、時間に縛られることなく生活できても、「なんだか満たされない」というような毎日を送ることになってしまうかもしれないなと。

それで、FIRE後は自分が得意な分野で何か人の役に立てることを仕事にして、社会や人とのつながりを保とうと考えたことも、サイドFIREを選択した理由です。

会社員として働くのとは異なり、時間や場所に縛られることがなく、仕事を自分でコントロールでき、さらにその収入のおかげでフルFIREよりも準備する資産が少なくて済み、FIRE達成の時期を早めることができる......。

サイドFIREがわが家にとってはベストな選択だと思っています。

 
※この記事は『知識ゼロからのサイドFIRE 8年で7000万円貯めた子育てママのお金の増やし方』(まな/KADOKAWA)からの抜粋です。

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