80歳の現役料理研究家・村上祥子さん。彼女の忙しい生活を支えているのは、春夏秋冬、四季の野菜や果実で作っている保存食だと言います。そんな村上さんが毎日食べているという保存食を1冊にまとめた『村上祥子80歳 私がいつも食べている季節の保存食』(KADOKAWA)より、簡単にチャレンジできるレシピを紹介します。
※本記事は村上祥子著の書籍『村上祥子80歳 私がいつも食べている季節の保存食』から一部抜粋・編集しました。
【前回】風邪予防にもぴったり! 使い勝手のいい「ゆずの保存食」レシピ
ねぎは昔から、優れた薬効が知られています。白い部分に多いイソアリインは血液サラサラ効果をもたらし、血栓ができるのを予防します。オリゴ糖も豊富で腸内環境を整えて免疫力をアップし、風邪予防などの健康効果が期待できます。
青い部分の粘液成分・ヌルは免疫細胞を活性化する成分を豊富に含み、その効果は加熱しても失われません。ねぎみそは、アツアツのご飯にのせて。
ねぎみそ
・大さじ1あたり27kcal
・塩分0.6g
材料 (できあがり150g)
青ねぎまたは長ねぎの青い部分...100g
(A)みそ...50g
(A)サラダ油...大さじ1
(A)砂糖...大さじ1
作り方
1 ねぎは3cm長さに切り、フードプロセッサーに入れて回し、みじん切りにする。包丁でみじん切りにしてもよい。
2 (A)を加え、滑らかになるまで混ぜる。フードプロセッサーがない場合はボウルでよく混ぜる。
・冷蔵、冷凍ともに1カ月保存できる。
ねぎみそをちょい足し
おでんに添える
からしの代わりにねぎみそで味の変化を楽しんで。
ふろふき大根にかける
ふろふき大根のみそとしてかけると、ねぎの風味がピッタリ。
ねぎみそであえる
こんにゃくをゆでてアク抜きしたら、ねぎみそであえるだけでひと品に。